Let's Study!! (2) |
さてはて例の日曜日、テニス部レギュラー陣は手塚の家に集合した。 「遅れた者はいないのか。残念だ。」 乾が野菜汁を片手に残念そうに言った。 「では、勉強会始めるぞ。菊丸、桃城、越前は徹底的に叩き込むからな。」 「えー。手塚、お手柔らかに…にゃ。」 「俺先輩の方がいいっス。」 「あら、リョーマ。うれしいこと言うじゃない。いいよ。教えてあげる。」 「先輩次俺もよろしくっス!」 「はいはい。」 「だからー、ココはこの公式を当てはめて・・・。」 「こうっスか?」 「そうそう。よくできました。」 はいい子いい子とリョーマの頭をなでた。 「先輩俺のこと子供扱いしてません?」 「ううん。そんなことないよ。あ、頭なでるのはよくないか。じゃあ・・・。」 と言ってはよくできましたと言ってリョーマをギュッと抱きしめた。 「「「「「「「「あーーーー!!!越前何やってんだ!!」」」」」」」」 「先輩俺ここわかんないんスけど・・・。」 ぐいっとリョーマとを離し桃がに質問してきた。 「えーっと・・・この英作はS+V+Cの構文の応用で、こっちの熟語を使うの。」 「えっと、つまりこうなるってことっスか?」 「そうそう。桃できるじゃん!」 はまたさっきのように抱きつこうとしたが今度は海堂が間に入って邪魔してきた。 「んだよ。マムシ。」 「お前に用じゃねぇよ。・・・先輩ここ教えて下さいっス。」 「あ、化学か。いいなぁ2年は化学でー。私も2年生行こうかなー。」 「・・・先輩・・・。」 「あ、薫ちゃんゴメンゴメン。そんな睨まないで。えっとね、ここは1つ 1つ数えてけばいいのよ。HとClの数、NaとOHの数。」 「じゃあ・・・こうっスか?」 「えらいえらい。よくできました。」 そしては休む暇もなく後輩からどんどん質問をされた。 「いいにゃぁ。俺もに教えて欲しい…。」 「菊丸俺たちじゃ不満か?」 「そうだよ。せっかく僕と乾が丁寧に教えてあげてるのに。」 英二はに質問したくてもできずに乾と不二からみっちり特訓を受けていた。 「あっちは大変そうだね。」 「そうだね。特にちゃんの方が。」 「そろそろ変わった方がいいだろう。」 こちらは安全組。自分たちの勉強を適度にこなしている。 「、少し休め。かわってやる。」 「「「(げっ!)部長。」」」 「あ、本当ー。ありがと。じゃあ私は乾に物理聞いてこよーっと。」 は物理のノートを引っぱりだし乾の所へ行ってしまった。 「・・・部長が教えてくれるんスか?」 リョーマが不機嫌丸出しで言った。 「そうだ。それがどうかしたか?」 「まぁまぁ手塚ここは俺も見るからさ。」 大石が現れ1、2年トリオはホッと胸をなで下ろすのだった。 「ねぇねぇ乾。物理教えて。」 「は物理が大の苦手だったな。」 「だってー。何あの矢印ちんぷんかんぷんだよー;」 「わかった。じゃあ基本から教えてやろう。」 「わーい。あ、タカさん次数学教えて欲しいんだけど・・・いい?」 「え・・・うん。もちろんだよ。」 にニコニコと笑いながら言われて河村は顔を赤くしながら言った。 「ありがとね。タカさん。じゃあ乾よろしくお願いします。」 はぺこりとお辞儀をして、その後ろでは河村が小さくガッツポーズをした。 それをよく思わないのは大魔王不二周助。英二に教えながら黒いオーラをまとっていた。 「不二〜。俺に八つ当たりしないでくれにゃ〜。」 「英二教えてあげてるんだから文句言わないようにね♪(笑顔)」 英二くんご愁傷様です・・・。 「え、じゃあこれはこーでいいの?」 「そうだ。できるじゃないか。」 「わーい!できたー。さすが乾ね。また教えてね。」 「あぁ。いつでも教えてやる。」 「よっし。次は数学!タカさーん。数学教えてちょー。」 河村はリョーマに数学を教えていたがころっとの方に向き直り顔を赤くさせながら教え始めた。 「あのね、基本的な問題はなんでか知らないけどスラスラ解けるのよね。」 「じゃあ、応用でも簡単な方からやっていこうか。」 河村はがうんうんうなっている問題もスラスラ解いていく。 「おー。なるへそ。タカさんすごーい。私薬剤師志望なのに数学できないからさ。 タカさん尊敬するよ。あ、あとこっちの問題なんだけど・・・。」 は河村にぴったりくっついて必死に河村の説明を聞いている。 「(ちゃん近いなぁ・・・)これは、ここでこの公式を使うんだ。」 「ほーほー。うんうん。じゃあ、もしかしてココはこうする?」 「そうそう。ちゃんすごいよ。」 「わーい。タカさんありがとー。」 ギューッと河村に抱きつくと河村はラケットもないのにバーニング状態になった。 「よっしゃー!!!バーーーーニングーーーー!!!」 「タカさんってラケットなくてもバーニングになるんだー・・・。」 ほへーっとは河村を見た。そしてやはり不機嫌なのは大魔王(様) 「(不・・・不二が超怒ってるよーι)」 英二は怒らせないように必死に問題を解いていたとさ。 BACK NEXT |