Let's Study!! (3) |
「。僕にも勉強教えて欲しいんだけど・・・?」 「周助って何か苦手なものあったっけ?」 「うん。少し英語がわかんなくてね。」 「へー。めずらしいこともあるもんだ。」 はどれどれーと不二のノートを見ている。 「〜。俺にも教えてー。」 「はいはい。」 「英二、僕をさしおいてどういうつもり?(ニコッ)」 「周助は家でもできるでしょ?だから家に帰ったら古典も教えてね?」 「わかったよ。」 「で、英二はどこがわかんないの?」 「ココとココとココ。」 「これ最近習ったばっかりでしょー?もー。寝てばっかいるからー。」 ペシッと英二の頭を叩き丁寧に説明をしていった。 「手塚そろそろ5時ぐらいじゃないか?」 大石が腕時計を見ながら言った。 「あぁそうだな。そろそろ切り上げるか。」 「ふ〜。やっと終わった…。」 「はー。結構勉強がんばれたかも。いいねー。勉強会。ねぇねぇこれって毎回やってるの?」 「毎回じゃないけど赤点になったらやばい時はこうやって教えあってるんだよ。」 「へー。またやろうね。ねっ手塚。」 「あ・・・あぁ。」 にニッコリ微笑まれ手塚はちょっと目をそらしながら言った。 「〜。どっか寄り道して帰んない?」 「んー・・・英二、テストは明後日からだよ?だいじょぶなの?」 「先輩行きましょうよ。」 「ちょっとまて、俺は桃まで誘ってない!」 「えー・・・でもやっぱり私帰る。」 「「えーー。」」 「だって、今日からテスト勉強し始めたし、周助と勉強するって約束したから。ね?周助。」 「そういうことだから。じゃあ僕たち先に帰るよ。じゃあ手塚お邪魔しました。」 「皆バイバーイ!!」 はニコニコ笑いながら手を振って不二と一緒に出て行った。 「エージ。今日の所は帰ったほうがいいんじゃないか?」 「・・・大石。が去り際に変なことを言ってた気がしたんだが・・・。」 「は今日から勉強を始めたと言っていたな。」 ちゃっかりデータノートに書き込んであった乾が言った。 「そういえば先輩一昨日ストリートテニスコートの近くで見かけたっス。」 「・・・俺も昨日見たっス。」 「なるほどはテニスをしてたから勉強をしていなかったのか・・・。」 「ちゃんだいじょうぶなのかな?」 「お前ら人の心配より自分の心配をしろ。」 手塚の怒りがピークになる前に大石が皆を連れてさっさと退散したのだった。 期末テストが終了して3日。皆の運命が決まる日(笑) 「じゃあ、これからテストの結果を発表するよ。」 乾が部室の真ん中に立ってノートを開いて言った。 「乾、テストの点は言わないわよね?」 「赤点の数を発表するだけだ。は何か問題があるのか?」 「ううん。ないない。」 は思いっきりぶんぶんと首を振って否定した。 「じゃあ、まず悪いほうから行こう。赤点4つは・・・・・・いなかったらしい。」 「よかったよかった。セーフセーフ。」 「菊丸そんなこと言ってる場合じゃないぞ。お前は赤点3つだ。」 「げー。そんなぁー。」 「残念っスね。英二先輩。」 「そういう桃。お前も赤点3つでギリギリだ。」 「うげ。そりゃねぇな、そりゃねぇっスよ。」 「続く赤点2個が越前そして・・・・・・だ。」 「えー。やっぱしー・・・・?」 「、勉強してたのに何がダメだったの?」 「数学と物理・・・乾もタカさんもごめんね。せっかく教えてもらったのに。」 「仕方ないさ。」 「次またがんばればいいよ。」 「そして、あとは皆赤点ゼロだ。」 「うー・・・さすがね。皆。でもでもー、全員なんとかセーフだったから試合も練習も出れるよね。」 「そんなに甘くはないぞ。」 「スミレ先生。どうしてそんな恐い顔してるんですか?」 いつのまにか部室のドアに立っていた竜崎は鬼のような形相で立っていた。 「、菊丸、越前はアタシが教える数学で赤点だったね?」 「「「げっ!!」」」 「今日から5日間徹底的に叩き込んでやるから覚悟しておくんだよ!」 「えー。部活はどうするんですかー。」 「手塚これなら部活休んでもかまわんじゃろ?」 「仕方ないです。」 「えー。5日間なんて死んじゃうって!」 「やる気ないっス。」 「数学5日間かー・・・つらいにょー・・・。」 「ほらほらつべこべ言ってないでさっさと教室に行っておれ!」 「「「は〜い。」」」 「がんばってね。」 「ならすぐできるだろう。」 「ちゃんならだいじょうぶだよ。」 「確率的には充分だぞ。」 「・・・がんばって下さいっス。」 「先輩なせばなるっスよ。」 「ちゃんこの前はできたんだから自信持ってがんばれ。」 「うん。皆ありがとね。」 「「俺たちにはなし(かよ!、っスか?)」」 こうして数学で赤点を取ったばっかりに5日間の補習を命じられてしまい、 部活に戻ってきた日手塚からも罰としてグラウンド30周が言い渡された。 偶然にも(?)はなんやかんや乾やら大石に仕事を言われ走るのをまぬがれたとさ。 BACK |