Let's Study!!


さてさて、6月も終わりに近づく頃・・・あるのはもちろん期末テスト。

「げー。実技4教科のテストもあんのー?」

ぼやかない。そんなの毎年の事でしょ?」

「私実技のペーパー受けた事なんてないしー・・・範囲も広すぎ・・・。」

〜。俺もそう思う。」

テストの時間割と範囲が発表になった3−6ではぼやくと英二を楽しんでいる不二がいた。

「しかも理科は化学じゃなくて物理だしー・・・。ついてない。」

って成績悪くなかったよね?」

「うーん・・・得意な教科は割りと点数取れるんだけど嫌いなのはサッパリ。」

「俺は日本史以外全部嫌いー・・・。」

「じゃあ、英二一緒に勉強する?」

「するする〜!!」

さっきまで沈んだ顔だったのに急にぱああっと光りがさしたようにニコニコし始めた。

「もちろん僕も一緒だよ♪」

「…なんだ。不二も一緒か・・・。」

「それどういう意味かな?英二。(ニコッ)」

「まあまあ2人とも。HR終わったし部活行こう。」

「・・・、今日から部活休みだよ。」

は本当部活好きだね♪」

「そっか・・・つまんないの。」

その時女子の黄色い声が響き何事かとドアの方を見ると部長副部長がそろって立っていた。

「あれ?今日は部活ないって言ってなかったっけ?」

「レギュラーはミーティングだ。」

「今からやるから先に部室行っててくれるかな?」

手塚と大石はそれだけ言うと他のクラスに行ってしまった。







「手塚ー、今日は何のミーティングなの?」

が開口一番に切り出すと手塚はカバンの中からあるプリントを出した。

「えっと、何々・・・『テニス部レギュラー陣は赤点4つ以上で次の試合に出るのを禁ずる。
そして1週間みっちり補習があるため部活にはでれないぞ。マネージャーも同等の処分にする。
テニス部顧問:竜崎スミレ』って、何じゃこれーーー!!。」

「何って今読んだままだ。」

「部長これ本当っスか?赤点3つまでに抑えるなんて無理っスよー。」

「手塚これ何とかなんないわけ!?」

赤点常習犯の桃と英二はそろって手塚に食い下がる。

「手塚ーこのマネージャーも同等ってどうしてー。私も困るー。」

はだいじょぶだろうと竜崎先生が言っていたが・・・。」

は好きな教科と嫌いな教科の差が激しく今回のテストは半分以上が嫌いらしいな。」

「さっすが乾・・・ってどこでそんな情報仕入れたのよ!!」

「ちょっとな・・・。」

「まあまあ皆、今からそのことについて話そうと思って集まってもらったんだよ。」

母大石が皆をなだめると皆静かになった。(さすがだな・・・)

「やっぱりレギュラーが練習に出ないのは困るから勉強会を開こうと思うんだ。な?手塚。」

「あぁ。菊丸・桃城・越前は強制参加。」

「不二と乾はできるだけ来てくれるかい?」

「それはいいけど。で、今回はどこの家でやるの?」

不二がもっともな事を聞いた。

「俺の家だ。今週の日曜10時集合だ。遅刻したものは・・・。」

「特製野菜汁が待ってるからそのつもりで。」

「乾・・・それいつも持ってる?」

「ヤダなー。遅れないようにしよーっと。」

先輩も来るんスか?」

「なあにリョーマ、私が来ちゃいけないの?」

「じゃあ先輩俺に勉強教えて下さいよ。中1なら全部平気っスよね?」

先輩俺もお願いします!!」

「いいよー。中1、中2ならまかしといてー。」

「えー・・・俺には教えてくれないのー?」

「中3は英語とかなら教えてあげるよ☆」

「わー。ありがとーー!!」

がばっとに抱きつくと不二が絶対零度の微笑みを英二だけに向けた。

「で・・・では今日のミーティングはこれで終わりだ。」

トラブルはゴメンとでも言うように手塚はさっさとミーティングを終わりにした。

「さて、じゃあ帰るかな。」

先輩ちょっと打っていきません?」

ルーキー越前がさっそくを誘い出す。

「越前、抜け駆けなんかしてどうなるかわかってるよね?(ニコッ)」

「越前、抜け駆けなんかいけねぇな、いけねぇよ。俺もやるぜ!」

「わーい。やるやるー。ストリートテニスでも行く?」

ちゃんまで・・・テスト前なのにいいの?」

「先輩・・・あのバカに付き合う事ないっスよ。」

「んだと、マムシ。」

「まぁまぁ、ちゃんも桃も越前ももうテスト前なんだから止めといた方がいいんじゃないか?」

「えー、でもちょっとだけだからー。ね?大石お願い。」

下から見上げてかわいくお願いされては大石もダメとは言えない。

、テスト勉強はだいじょうぶなのか?」

「え、そんなの明日からでもだいじょうぶだもんね。じゃあ、行くよ!」

と言ってはリョーマと桃を引っぱってコートに連れて行ってしまった。

「まったく桃も越前もあとで覚えてなよ?」

黒いオーラをまとりながら不二は部室をあとにした。

「大石、あの3人をさっさとやめさせておけ。」

手塚も眉間にしわをよせ部室を出て行った。

「ふー・・・また俺か。タカさん手伝ってくれよ。」

「お・・・俺も早く帰らないと。じゃあ。」

河村も部室を出て行きその後に続いて海堂も無言で出て行った。

「は〜。エージお前はどうする?ってなんで着替えてるんだ?」

「大石も早く行くぞ!乱入乱入!!」

「・・・コリャ大変だ。」

そう言いながらも英二と一緒にコートに向かった大石でした。勉強はどうすんのかね?





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