ルーキー君と駆け落ち!? (2)


12月24日AM1:00inの部屋。

「よっしゃー!終わったぁ〜。」

「おめでとう。さすがだね。」

「でもリョーマにメール送らなくちゃ。」

はケータイを取り出すとパパパッとリョーマにメールを送った。

「何て送ったの?」

「ナ・イ・ショv」

「ふ〜ん・・・・。」

「こればっかりは作戦だからね〜♪さぁ寝る前に準備しなくちゃ。じゃあおやすみ周助。」

「うん。おやすみ。」

不二はいつも以上にニッコリ笑っての部屋を出て行った。

「僕にも内緒にするなんて・・・・クスッ。覚えておきなよ♪」

恐い恐い事を言って不二も寝に行った。

「明日何着てこうかなぁ〜。きっと寒いし・・・・。」

ピピピピピッ。のケータイがメールの着信を知らせた。きっとリョーマからの返事だろう。

『何かよくわかんないんスけど了解っス。』

はなんてメールを送ったんでしょう・・・・?







「リョーマくんお誕生日おめでとう!」

「リョーマ様〜受け取ってください!」

朝、部室前は女の子がたくさんで大騒ぎ。が来た時は既に遅し・・・

「あちゃ・・・リョーマ〜。お誕生日オメデト〜!!紙袋もってきたよ〜。」

「どうもっス。」

「じゃあまた放課後ね☆」

意味ありげな笑みを残しは自分の教室に向かって行った。

?何で今日そんな大荷物なの?」

「え?・・・明日の飾り付けだよ!」

「あ〜、なるほど〜。」

単純な英二にかる〜く嘘をついてあっという間に冬休み前最後の学校が終わった。

、今日部活行くの?」

「うん。まぁいちお。」

達3年が引退した後マネージャーが入って来なかったので未だにマネージャーの

「そういえば皆も行くって言ってたよ。」

「えっ!?皆も!?」

「なんでそんない驚いてるんだよ〜。」

「何でもないよ〜。」

はテキトーにごまかし笑いをしてそそくさと部活に向かって行った。

「変な〜。」







部活終了間際。

「リョーマ、ちゃんと持ってきた?」

「持ってきたっスよ。でも俺荷物多いんスけど・・・。」

「そんなん部室に置いてっちゃえ。」

何やら興味深い相談をしている2人。そして部活が終わると2人は即効で着替えに行った。

「おチビ〜。今日何か用事なのか?しかも部室で私服に着替えるなよ・・・。」

「俺に言わないで下さいよ。言ったの先輩っスよ。」

「リョーマー。できた?行くわよ!」

「うぃっス!」

先輩まで私服・・・・どっか行くんですか?」

「へへ〜。私たち駆け落ちしに行ってきま〜す!」

「「「「「「「駆け落ち!?」」」」」」」

「じゃあね〜。」

はリョーマの手を引っぱってものすごい速さで走っていってしまった。

「不二〜そんな話聞いてた?」

「さぁ?でも夜には戻ってくるに決まってるじゃない。明日はクリスマスパーティーもあるし。」

「そうだなぁ〜。」

それを聞いてもまだまだ不安なレギュラー陣。







その頃2人は?(ちなみに荷物はコインロッカーに預けて普通のおでかけなのです)

「リョーマ、はい。誕生日プレゼント!」

「マフラー・・・と手袋も・・・。」

「ちょっとがんばってみた!手袋の大きさどお?」

「ちょっと大きいけど・・・・ぴったりっスよ。」

「よかった。じゃあ行くわよ!」

「どこっスか?」

「とりあえずゲーセンでプリクラ撮ろう?」

はリョーマにマフラーをまいてあげてそのままプリクラへ向かって行った。

「リョーマプリクラ撮った事ある?」

「ないっスよ。」

「ま、いいや。ちゃんと笑ってね!」

に言われた通りいちお笑うリョーマ。そしてある事を思いつく。

先輩。」

「ん?」

が呼ばれてリョーマの方に振り向いた瞬間・・・・チュッv パシャ!

「あ〜。リョーマ〜。何するのよ〜。」

「こういうのもたまにはいいっスよね。」

そのプリクラを選ばなければいいのだがリョーマに押されてしまいきちんと残った証拠。

「私変な顔してるんだもん・・・。」

「だいじょぶっスよ。かわいいから。」

「・・・・も〜。」

その後はイルミネーションを見に行ったりでっかいクリスマスツリーを見に行ったり、ご飯も食べた。

先輩、もしかして俺のために考えといてくれたんスか?」

「う〜ん・・・・まぁねぇ〜。」

は連日の寝不足からかもう眠そうです。まだ10時ちょい前なのに・・・

先輩?だいじょぶっスか?」

「う〜ん・・・・あんまだいじょぶじゃない・・・・眠〜い・・・・。」

「じゃあ俺の家来ます?」

「うん〜。」

もう自分が何を言っているのかわからなくなってきただった・・・。







「あ、親父。今日先輩家に泊めてもいいよね?」

「あぁ、別に構わねえぞ。」

「おじゃましま〜す。」

は目が閉じそうになりながら南次郎にあいさつする。

「じゃあそういう事だから。」

リョーマはの手を引いて自分の部屋に上がっていった。

「リョーマの奴やるなぁ・・・。」







先輩、家に連絡しなくていいんスか?」

「だいじょぶ〜。今日おばさまたち小旅行中だから〜。」

「不二先輩のほうはいいんスか?」

「じゃあメール送っとく〜。」

はふにゃふにゃしながら不二にメールを送った。

「これで〜、だいじょぶ〜。」

「・・・・そうっスか。」

リョーマがを見るともうスース―寝息を立てている。よほど疲れていたのだろう。

先輩、おやすみ。」

軽くにキスをしてリョーマもベットのの隣に入った。





リョーマHappy Birthday!!君が1番いい思いしてるね。今の所。





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