第18章 助っ人登場!?(都大会その1)


都大会当日ただ今9:50。青学は10:00集合なのにリョーマがまだきていません。

「遅い・・・何をやっとるんだいリョーマは!?」

「まあまあスミレ先生・・・。」

竜崎先生をなだめているの携帯がPrrrrと鳴り出した。

「あ、リョーマかな?もしもし?」

『あ、?私!茜よ。』

「茜!?どうしたのよ。」

。今どこにいるの?』

「え!?男テニの受付前だけど・・・」

『よし。すぐそっちに行くから待ってて!』

「え?ちょっと茜!?・・・・」

プツッ・・・ツーツーツー・・・

「ねえ乾。女テニの会場って別だよね?」

「あぁ。近年都大会の会場は別になっているな。」

すると前から茜がもうスピードで走ってきた。

〜〜〜〜〜!!!!」

「茜ー!?いったいどうしたのよ。」

「はぁ・・・はぁ・・!私とダブルス組んで!」

「え?どういうことよ。」

「それが・・・まこが腕痛めちゃったの!!」

「え?朝田さんが?」

朝田真子は茜のダブルスパートナーで女テニの黄金ペアと呼ばれています。

「お願い!メンバー足りないのよ〜。ねえ手塚、マネージャー借りていい?」

「・・・・急なことだ。仕方ないだろう。」

「ちょ・・・手塚まで。私ウェアもないし、ラケットもないよ?」

はいこれ。」

と言って不二はのラケットを手渡した。

「・・・周助?どうしてまた私のラケット持ってんのよ・・・。」

「ん〜?今日は何かあるなと思ってさ♪」

「ほらお願いよー。」

「でも茜。私全然練習もしてないしー・・・。」

先輩。ウソはいけねえっスよー。」

後ろから桃が割り込んできた。

「桃城君。それどういうこと?」

どうしてもを連れて行きたい茜が興味津々に聞きます。

先輩しょっちゅうストリート行ってんスよね?しかもダブルスで。」

「ちょっと〜。ダブルスできるんじゃん。じゃあ、いいよね?」

「うー・・・でも自信ないよー。」

ー。弱気になっちゃダメにゃ!」

「そうだよ。ちゃんならだいじょうぶだよ。」

「が・・・がんばって。」

「ふしゅ〜〜(がんばってくださいっス)」

。部長命令だ。行って来い。」

「・・・・わかった。行ってくるよ。終わったらすぐこっち戻ってくるから。」

は茜にぴゅ〜〜〜っと連れ去られてしまった・・・。







「茜・・・どうしてウェア2着も持ってるのよ・・・。」

すでに1ゲーム目を終えたが隣に座っている茜に尋ねた。

「そりゃ、忘れた人用に決まってんでしょー?」

「なるへそ。さすが部長だわね。」

「まぁねん♪」

そして、D1の結果と茜は圧倒的な強さで勝った。

って強かったのねー。」

「前は主にシングルスだったけどね。ダブルスは大好きなの。」

「この調子で決勝も頼むわよ。」

「え、まだあるの!?」

「当たり前!!」

そしてその決勝戦、と茜はまたD1。相手は宮ノ内中。昨年の優勝校だ。

「茜は去年出たんでしょ?」

「まあね、ギリギリで負けたんだけどさ・・・。」

「じゃあ今年は勝つわよ!!」

そしてと茜は準決勝より好調で6−2と大差をつけて勝ってしまった。

「ふー・・・やっぱり試合って楽しいねー。」

試合が終わり木陰で休んでたが言った。

「じゃあ女テニくる?なんてね。」

「それも一時期考えてたんだけどねー・・・このS3勝てば優勝か・・・。」

「でも、ちょっと苦戦してるわね・・・・。」

「そうだね(皆はだいじょうぶかしら・・・?)」

・・・男テニの方行きたいでしょ?顔に出てるよ。」

「え・・・あ、でも最後までいなきゃだよね・・・?」

「だいじょうぶよ。なんとかしておくからさ♪」

「ごめん!じゃあお言葉に甘えて・・・」

はさっと自分のラケットとジャージをひっつかんでスコートのまま男子の会場へ走っていった。

「あ、そのカッコはまずい・・・・・って聞いてないか。」







そして男子の会場へ戻ったはスコートを着ているのでとても目を引いていた。

「(うひーーーー。ちゃんとジャージ着てくればよかったよー・・・)」

は恥ずかしくて下を向いて走っていたのでドンッと前の人にぶつかってしまった。

「あてっ!!すみませんー。だいじょうぶですか?」

「俺はだいじょうぶだけどアンタはだいじょうぶか?」

ぶつかった男の子はボウズ頭の子で『RUDOLPH』と書いてあるウェアを着ていた。

「(何て読むんだろ・・・?るどるぷ?)あ、本当にすみませんでしたーー!!!」

はぴゅーーーっと走り去った。

「何だ?変な女・・・・。」

「んふっ。どうかしましたか裕太くん?」

「あ、観月さん。なんでもないっス。」

がぶつかったのは裕太だった・・・・。でも、不二の弟だとは気づいてないようだった。





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