第14章 合宿へ行こう!!〜当日編その2〜


AM6:00。起床の時間。本当はマネージャーのが起こしに来るのだが・・・?
朝1番の早起きはやはり大石。そして見かけていないを起こそうと部屋に向かった。

コンコン・・・・・コンコン・・・・・コンコン?

「あれ?おかしいな・・・まだ寝てるのかな?」

そろーーーーっと大石がドアを開けて見たものは!!

「あれ?ちゃんがいない。もう起きてるのかな?」

とりあえず、C、B部屋の皆を起こしたがの姿は見つからない。

「手塚・・・ちゃんの姿が見当たらないんだけど・・・。」

「もう起きているんじゃないのか?」

「それが、少し捜したんだけどどこにもいないんだ。」

「とりあえず、先にAを起こしに行くか・・・。」

「あれ?手塚も行くのか?」

「大石だけであの部屋は起こせない・・・。」

「納得・・・ι」

2人はA部屋のドアを開けた。部屋はやはり散らかったまま、ぐっちゃぐちゃになっていた。

「・・・・・・・・・・・・(怒)」

「ほら、エージ、桃、越前起きろ!!」

大石がゆさゆさゆすってもびくともしない。

「(すーーーーっ)3人ともグラウンド30周!!!!」

「「「にゃ!?(うお!?)(ZZZZZZZ)」」」

手塚の大声に英二と桃は飛び起きたがリョーマはまだ寝ている。

「う?手塚ー大石ー。おはよー。」

うりうりと目を眠たそうにこすりながら英二は言った。

「ほらほらさっさとふとん片付ける。」

青学の母大石がせっせとふとんをたたんで押入れにいれようとしたが・・・・

ドサドサドサ!!

「どうした?大石。」

「手塚・・・押入れに・・・ちゃんがいたよ・・・。」

「ん?何でそんな所にいるんだ?(怒)」

ちゃん。起きて。朝だよ。」

「んにょ・・?あれ、大石。おはよー・・・・・って今何時!?」

「6:05・・・だいじょうぶだよ。皆は俺が起こしたから。」

「あっちゃー。ごめんねー。私自分の部屋に目覚ましかけてたんだ・・・ι」

すまなそうにうつむきながらは押入れから出てきた。

「ところで・・・何でこの部屋にいたんだ?(怒)」

「(ゲッ・・・怒ってる・・・怒ってるよ・・・。)え、だからさ、えーっと・・・。」

はこの部屋でゲームしてたんだにゃ!ねー。。」

「あ、バカ英二。言っちゃダメだって!!」

がしまったと思ったときにはもう遅い。すでに手塚の怒りのボルテージは上がってしまっていた。

・・・思春期の男女が同じ部屋で寝ていいと思ってるのか!!」

「い・・・いえ。思ってません。(うわー。手塚おカタイわ。)」

はいつのまにか正座して手塚のお説教をくらっていた。

「オレが部屋に帰らなくていいんスか?って聞いたのに・・・。先輩全く聞かなかったもんなー。」

はゲームに熱くなるタイプだから負けてばっかりだとやめられないんだにゃ…。」

桃と英二が朝練の準備をしながらこそこそと話していた。

「ちょっと!そこっ!!聞こえてんのよ!」

!話を聞いているのか!!」

「は・・・はい。聞いてます。はい・・・。」

はその後15分も手塚の説教を聞かされ、その間ずっと寝ていたリョーマも
お説教をくらう羽目になり、結局今日の朝練は中止となってしまった・・・。







「ふい〜。足痛いよー。」

先輩のせいっスよ。オレのこと部長に言うから。」

「だって、リョーマが寝てたのが悪いんだよーっだ。」

あっかんべーーっとはリョーマに向かって舌を出した。

「だって、先輩が起こしに来ると思ったのにさ。」

「あー・・・それは、ごめん。でもだって、A部屋目覚ましないんだもん。」

コートへ向かう道中とリョーマはギャースカギャースカ言い争いをしていた。

「さっきから何言ってんの?あの2人。なー?不二・・・・。」

言い争っている2人のすぐ前を歩く英二は隣の不二に話しかけた。

「クスッ。越前君もいい度胸だね。僕のとあんなに仲良くしてるなんて。」

「不二ー。は不二のじゃないって。俺の…」

「英二?そんなこと言ってどうなるかわかってるよね?(笑顔)」

「うー・・・うにゃ・・・。」

英二も恐々対抗してみた。

「菊丸先輩、不二先輩、何言ってんスか?先輩はオレが頂きますよ。」

いつのまに話を聞いていたのかリョーマが参戦してきた。
話題に上っているはというと後ろにいた乾と何やら相談していた。

「越前君。君まで参戦するのかい?」

「不二、君までってどういうこと?」

「とりあえず、レギュラー全員はのことが好きだと僕は踏んでるんだ。」

「部長もっスか?」

「顔には出さないけどたぶんね♪」

「じゃあ、いい機会だから合宿中にの好きな人を聞き出してみようよ!」

「でも、絶対一緒に住んでる僕が有利だと思うけどね。(クスッ)」

「それは、わかんないっスよ。案外そういうのはダメかもしれないじゃないスか。」

「そうだよなー。」

命知らずなこの2人、コートに行くまでに不二のブリザード(?)を浴びてぐったりしてしまった。





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