第10章 地区予選その後 |
地区予選終了後、河村が突然こんなことを言い出した。 「なあみんな。ちょっとみんなに寄ってほしいトコがあるんだけど・・・。」 「何々?どっか楽しいトコ?」 「楽しいかどうかはわからないけどね・・・。」 はまだ頭に?マークをつけていたがとりあえずついていくことにした。 「河村すし〜?ってことはタカさんち?」 「うん。まあね。」 「えー。いいなー。お寿司屋なんだー。お寿司いくらでも食べれんじゃん!」 「でも、寿司屋の修行って大変だよ?」 「えー、でも修行しながら食べれそうvv」 「よかったら今度・・・・・。」 食べに来ない?と言いかけたが不二ににらまれあえなく玉砕。 「じゃ・・・じゃあみんな入って・・・。」 「わーーい。おっじゃましま〜す。」 はそんな河村の思惑も知らずわくわくして入っていった。 「あ、そういえばリョーマは?」 今さら思い出されてかわいそうなリョーマ・・・。 「おチビなら竜崎先生とそのお孫さんと病院行ったよん。」 「あ、そっかー。」 とその時ガラガラッと扉が開いてすぐにピシャンと閉められた。 「???」 「あ、きっとリョーマだよ。ほらリョーマおいでおいで。」 はぐいっとリョーマを店の中に引っぱった。 「おっおチビちゃん来た来た!!」 「遅いぞ越前!!」 「はいリョーマ。」 「何スかこのお茶・・・」 「今日はみんなお疲れ様!すまねぇなウチの隆が足ひっぱっちまってよ!! オジさんのおごりだどんどん食ってくれ!!」 「「「「ありがとうございます!!」」」」 河村の父が言うとお腹がすいていたのか皆バクバクと食べ始めた。 「本当にすみません。こんな大人数でお寿司をいただいて。おいしいです。」 さすが青学の母大石。きちんとお礼を言っている。 「これは近海モノですね。この時期は一番脂がのってて・・・。」 さすがデータマン乾。ちゃっかりどこの魚か当てている。 すると河村の父がくるっと手塚の方を向いて言った。 「ところで先生!いつも隆がお世話になってます。どうです一杯!?」 「部長の手塚です。」 いつもより眉間のしわを1本増やして手塚は言った。 「こ・・こりゃあすまねえ・・・・。」 「いえ。」 「あー、手塚先生に間違えられてる〜。」 がケラケラ笑っていると手塚の怒鳴り声が飛んできた。 「、明日の練習グランド5周だ。」 5周にしたところが手塚のへの優しさだろう。 「え〜。手塚ひどい〜・・・。」 「クスッ。5周だけならまだいい方だよ。。」 「そっかー。あれ?周助巻物食べてるの?」 「うん。おいしいよ。も食べる?」 はじ〜〜〜っとその巻物の具を見てからプルプルと首を振った。 「そお?おいしいんだけどなー・・・。」 と同じように不二が巻物を食べているのに気づいた英二はある行動に出た。 「不ー二。なんだあれ?」 「ん?」 「もーらった。へへへのかっぱ!!かっぱまきー。」 ぱっと不二がひっかかった瞬間に英二は巻物をひょいっと口に入れた。 「英二・・・それかっぱまきじゃないよ・・・。」 が忠告するのと同時に英二は顔を真っ赤にして叫びだした。 「からぁ〜〜〜〜!!お茶お茶!!!!」 「周助、それわさび寿司でしょ?よかったー。食べなくて。」 「そういえば不二激辛好きだったよね。」 隣にいた河村が少し飽きれたように言った。 「うにょ〜。お腹一杯だー。」 「ゲームやろゲーム!!」 「アレあるよ。ゾンビ撃つやつ。」 どおやら皆はゲーム大会にうつるようです。皆が2階に行こうとするとがあることに気づいた。 「ねえ、リョーマ寝てるよ?どうしよー・・・。」 「あ、いい事思いついた!」 英二がこそこそっとに耳打ちするとはにししっと気味の悪い笑みを浮かべて英二とある作業に取り掛かった。 「でーきた。完ペキパーペキパーフェクトってね♪」 「うししし・・・起きたらリョーマ驚くぞ〜。」 越前の真っ白だった眼帯にと英二は落書きをしたのであった。 もちろん誰が犯人かわかったとリョーマが仕返ししたのは言うまでもない・・・。 「ねえ、周助ー。やっぱり青学って楽しいねー。」 河村すしからの帰り道はいきなり不二にこんなことを言い出した。 「どーしたの?いきなり・・・。」 「何かね、毎日がすっごく充実してる感じ。前の学校ではそんなことなかったもん。」 「は前どんな学校に行ってたの?」 「わかんない!」 不二は柄にもなくズルッとこけた。 「?じゃあどうしてこっちの方が充実してるって思うの?」 「カンよ!私お得意のカン!!」 「が楽しいなら僕もうれしいよ。」 「明日からも都大会に向けてがんばろーね。」 「そうだね。」 男テニは明日からは都大会に向けての猛特訓が始まりマネージャーも いつもより大変になるなんてこの時は思いもしなかった。 BACK NEXT |