第2章 青学へようこそ! |
4月7日。今日からは青春学園中等部へ編入。編入試験はかなりの成績で合格したもよう。 だって本当は高2なんだから好成績残さないとよねぇ〜。 とまあ不二たちレギュラーの遠征も今日で終了。さてはてどんなことが待ち受けているやら・・・。 「ほ〜。ここが青学かー・・・・。」 「じゃあちゃんあとはがんばってね。」 「由美子さんありがとうございました。」 由美子は車をすっ飛ばして去っていった。 「よし!職員室へGOだべさ!!」 わけわからない日本語を叫んでは職員室へ走っていった。 「えーっと・・・は3−6だな。」 職員室へ行くとすでに決まっていたクラスを担任が発表してくれた。 「3−6ですか・・・(周助と同じだわ・・・。これも周助の呪い・・?)」 「あと、うちの学校は何かしら部活に入らなければいけないのだが・・・。」 「はい。じゃあ考えておきます。」 は先生と二言三言話すと担任の後について教室に行った。 「初めまして!!です。前の学校ではテニス部でした。よろしくお願いします!」 は元気よくあいさつをしながらきょろきょろと辺りを見回したが不二の姿がどこにも見当たらなかった。 「じゃあの席は・・・菊丸の横が空いてるが・・・・菊丸はいないからわからないか・・・そこの後ろだ。」 「はい!わかりました。」 がそろそろと席に着くと周りの女の子がじろーーーーっと睨んできた。 「(両隣が空いてるってことは・・・菊丸と周助ってこと!?やばいな〜。)」 がそんなことを思っていると前の女の子が話し掛けてきた。 「私高田茜。よろしくね。って呼んでもいい?」 「うん。私は茜って呼ぶね。ねぇ私の両隣ってさ・・・。」 「テニス部のレギュラーでね、今日遠征から帰ってくるらしいけど・・・ めちゃくちゃ人気あるのよ。だから皆のことが羨ましいのね。」 「へー・・そうなんだー・・・・。」 茜はにいろんなことを教えてくれた。テニス部のこと、この学校のこと、 テニス部のファンは怖いこと(笑)そして茜は女テニらしくていろいろ話もあった。 中3の授業は聞かなくてもわかるのでは授業中寝てばかりいた。 そんなこんなで放課後・・・。 「じゃあね。あとで女テニ見にきなよ!」 茜は女テニの部長だったらしくHRが終わるとそっこーで部活に行ってしまった。 は不二から誘われたこともありテニス部を見に行くことにした。 「あ、でもまだ周助たち帰ってないよなー・・・。」 そんなことをぶつくさとつぶやいているうちにもうコートについてしまった。 「あ、荒井がリョーマにからんでる・・・。」 マンガでここら辺の事を知っているはそろそろレギュラー達が来る頃だと思って辺りを見回した。 「!」 すると向こうから不二がの姿を見つけて走ってきた。 「あ、周助。遠征お疲れー。」 「クラスはどうだった?」 「周助と同じだったよん。」 はブイッと大きくVサインをした。 「不二ー。その子誰?見たことない子だー。」 不二の後ろから猫・菊丸英二がひょこっと顔を出した。 「転校生の確率99.9%だな。」 「不二の知り合い?」 そのまた後ろから参謀・乾貞治と副部長・大石秀一郎も顔を出した。 「です。今日からこの青学に転校してきたの。」 はペコッとおじぎをした。 「ねえ大石、に男テニのマネージャーやってもらおうと思ってたんだけど・・・。」 「うーん・・どうだろ・・・手塚に聞いてみないとなー。」 「周助ー。私別に女テニでもいいんだけど・・・。」 「コートの前で何をやっているんだ?」 後ろから我らが部長手塚国光が歩いてきた。 「あ、手塚丁度いいところに来た。この子マネージャーとしてどうかな?」 不二がずいっとを前に出した。 「マネージャーか・・・。いいんじゃないか?大石の仕事が減る。」 「本当!?よかったね。」 「うん。(手塚って結構いいやつなのかも・・・。)」 手塚はコートに入ると集合をかけた。 「(あれ?荒井とリョーマはお咎めなしだ・・・。)」 「今日からテニス部のマネージャーになるだ。」 「3−6のです!よろしくね。」 「3−6?俺と同じじゃん。」 「そうなのー。よろしくね。菊丸君。」 「にゃ?どうして俺の名前知ってんの?」 「(げ・・またやっちった・・・。)あ、クラスの子に教えてもらったの。」 「あ、そっかー。俺のことは英二でいいよん。」 英二はまったく疑問にも思わなかったようだ。 「。とりあえずレギュラーだけ自己紹介させるから覚えるように。」 「了解。」 手塚が言うとまず桃城がしゃべりだした。 「俺2年の桃城武っス。桃って呼んでください。」 「2年の海堂薫・・・よろしくっす・・・」 「こいつのあだ名マムシなんスよー。」 「なんだとテメエ!!」 「こらーケンカしないの!いいじゃんマムシってカッコいいと思うよ。」 がそういうと海堂はちょっと赤くなってうつむいて有難うございますと呟いた。 「俺は3年の乾だ。よろしくな。それでさっそくだがいくつか質問を・・・・。」 「変な質問はお断りだからねー。」 がそういうと乾はあきらめたようでデータノートをパタンと閉じた。 「俺は副部長の大石秀一郎。わからないことがあったら何でも聞いてね。」 大石は不二に負けるとも劣らずともいえるさわやかな笑顔を向けて言った。 「俺はー・・・・。」 「はいはい。英二でしょ。ちゃんと覚えたよ!」 「わーちゃんと覚えてくれたんだ。ありがと。」 「僕は自己紹介なんかいらないよね。」 「もちろんよ。周助。」 「はいはいしつもーん!!と不二は知り合いなの?」 「そうだよ。僕とは一緒に住んでるんだよ♪」 「「「「えーーーーー!!!!」」」」 「ちょっ・・・周助!!内緒にするって言ったじゃない!」 「あ、そうだっけ?」 不二はおもしろそうにニコニコと笑っていた。 「しゅ・・周助・・・手塚の眉間の皺が・・・・・。」 が気づいた時にはすでにこめかみがひくひくふるえていた・・・。 「やだなー。手塚。自分が自己紹介できないからって怒らないでよ。」 優しそうなセリフだが不二は開眼していた。 「俺は部長の手塚だ。マネージャーの仕事の内容は大石から聞くといいだろう。」 と、それだけ言ってスタスタと歩いていってしまった。 「ありゃ・・・怒らせちゃったかな・・?」 が不安そうに不二に聞くと・・・・ 「だいじょうぶだよ。あれが手塚の普通だから♪」 「「「(うわ・・ひど!!)」」」 「そっかー。じゃあいっか。」 「「「(お前も納得するのか!?)」」」 そう心で思っていたが不二の呪い(?)が恐くて口に出せないレギュラー陣だった・・・・。 「あ、わたしのことはでいいからね。皆これからもよろしく!!」 は最後にもう1回にっこり笑って元気よく自己紹介をした。 BACK NEXT |