第1章 ありえない!! |
出身地東京。ただ今高校2年生のはマンガのキャラに没頭中。 そのマンガの名前は「テニスの王子様」。 まあ中高と男ひでりの女子校ライフを送っているから仕方ないといえば仕方ない。 はキャラと結婚したいぐらいにテニプリキャラを愛してる。 そんなヒロインの心が生んでしまったできごとのお話・・・・・・・・・・。 7月某日・・・今日はテニス部の練習もなく1人部屋でくつろいでいる。 「あー・・・・・何でテニプリの皆はかっこいーのかな・・・・。」 いつものようにマンガを読みながらつぶやいてしまう。(やばっ) 「本当にテニプリの世界にいけたらいいのに・・・・。」 そんなことを思ってしまうのもしばしば・・・。 「あー・・・不二が黒魔術使ってくれたらなー・・・・。」 そんなことを1人つぶやくと急に視界が真っ暗になった。 「何だー!!!????」 そのころテニプリ世界の不二は・・・ 趣味(?)の黒魔術をしていた・・・・。(恐っ!!) むむむ・・・・?何か呼び出してるのかな・・・・? 「ふ〜〜〜〜。やっぱり上手くいかないなあ・・・。由美子姉さんに教えてもら・・・・。」 不二はその続きが言えなかった。なぜなら何かが上から落ちてきたからだ。 「いたた・・・何だ・・・・?え?女の子・・・?」 落ちてきたのはなななんとだった・・・。 「きゅ〜〜〜〜。いってー。あれ?ここ私の部屋じゃない・・・?」 「あの・・・君?ちょっとどいてほしいかな〜(ニッコリ)」 不二はお得意の笑顔でにっこり笑って言った。 「え・・・あ・・すいませ・・不・・・不二周助!!??」 「あれ?君なんで僕の名前・・・。」 「そんなことよりここは・・・テニプリ世界?」 が1人うろたえているとまたもや上からどさどさどさっと何かが落ちてきた。 不二はさっきで学習したせいか、スッとよけた。 は目の前に不二がいることに混乱しているせいかボーッとつったっていて 落ちてきたものの餌食になってしまった。 「うぎゃーーーーーー・・・。何だこれー・・・・。」 「机にタンス・・・教科書とか・・・いろいろ落ちてきたね♪」 机やタンスの下敷きになって助からないと思うが・・・そこは愛嬌でvvv 「あれ?これ私の机?私のタンス!私の教科書!?何で・・・私の物が全部ここにある・・・。」 ははて・・・?と頭に指をくっつけて考えた。 「ねえ、君。名前は・・?」 「えーちょっとそれどころじゃないんだってば!!」 「ねえ・・もしかしたら君をここへ来させたの僕かもよ♪」 「えー・・・だから・・・ってええ!?」 「ちょっと黒魔術の実験してみたんだけど・・・どーやら違う世界の人を呼び出してしまったみたいだね(笑)」 「何で!?どうして・・・!?」 「まあいいじゃない。過ぎたことだし。ちょっと待ってて。母さんに話つけてくるから。」 不二はドアを開けて階段をタタタッと1階へ下りて行った。 そして1人残されたは・・・? 「これは夢だわきっと。」 はぎゅ〜〜〜〜〜〜っとほっぺをつねってみた。 「いててててて・・・痛いってことは夢じゃないの・・・?」 1人でぶつくさとつぶやいていると不二が戻ってきていた。 「そういえば君の名前聞いてなかったね。」 「よ。よろしく。」 「見た感じ僕と同い年っぽいけど・・・この春から中3だよね?」 「この春ー?今は7月じゃないの?」 「何いってんのさ、は。今は3月。僕達は今度の4月から中3じゃないか。」 「(わ・・中3て決めつけてるし・・。)じゃあどうりでこんなカッコ寒いわけだ。」 「それじゃ、下に来て。母さんと由美子姉さんに紹介するから。」 「(どうしよ・・・。年ごまかしちゃった・・・。しかもすでに呼び捨て。まあ不二らしいといえば不二らいいけど。)」 はしたに行く時ぼんやりと思った。 「母さん、由美子姉さん、さっき話したさん。ちょっと僕のせいでトラブっちゃって・・・ しばらく居候させてあげてもいいかな?」 「全然かまわないわよ。余ってる部屋を使ってもらいなさい。」 「ちゃんよろしくね。自分の家だと思っていいわよ。」 「学校は周助と同じでいいわよね?今度どの学年なの?」 「あ・・・えっと、高・・・・。」 「僕と同い年だって。」 が高2ですと言いかけると不二がすばやく返答してしまった。 「じゃああとで学校に連絡しておくわね。」 「(もういいや・・・)ありがとうございます。これからもよろしくです。」 「じゃあ僕はの荷物を片付けるの手伝ってくるね。」 不二とはまた2階に戻っての荷物を部屋に運んだ。 「ごめんね。不二くん何か迷惑かけちゃって・・・。」 「周助でいいよ。僕もって呼んでるし。」 「あとさ、周助。本当は私が中3じゃないって気づいてるでしょ。」 「うん。当たり前じゃない。だって、僕と同じの方がいいでしょ?」 周助はさらりと言ってのけた。 「うん・・・まあ・・・。」 「ねえはテニスできるの?」 の荷物の中にラケットを見つけた不二は指差して尋ねた。 「うん。まあまあね。小4からやってたからもう7年目になるかな・・・。」 「へー・・じゃは本当は高2なんだ。」 しまった!!とは口をおさえたがもお遅い。 「どうせ私は高校生に見えないわよーだ。」 あっかんべーと不二に向かって舌を出した。 「テニスやるんだったらはテニス部入るの?」 「うーん・・・女テニもいーんだけどねー・・・。スコートとか苦手なのよ。」 「そーだなー・・・・。」 不二はうーんと考えると手をポンと叩いて言った、 「じゃあ男テニのマネージャーは?」 「男テニってマネージャー募集してるの?」 「さあ・・・わからないけど学校で手塚に聞いてみるよ。」 「でも手塚君ならダメって言いそう・・・。」 「?何でそんな手塚を知ったような口ぶりなの?」 そういえば僕のことも知ってたよねー?とをのぞきこむ不二。 「え・・・あの・・だから・・・部長ってかたそうだなと思ってさ。」 「僕手塚が部長だなんて一言も言ってないけど?」 さらに墓穴を掘ってしまった・・・ 「う〜・・・だからー・・・そう!カンよ。カン!」 「へー。よほどカンがするどいんだね。」 ほんの少しだけ開眼して不二は言った。 「まあそのうち教えてもらうからね♪あ、そうそう。僕明日から遠征なんだ。 学校始まっちゃうけど僕が学校行く日から転校してきてね♪」 「何で?」 「学校は僕がいた方が安心でしょ?」 「え・・・うん・・・。」 はもうすぐ始まるスクールライフに少なからず不安を抱いていた・・・。 BACK NEXT |