祝うなら2人でね?〜オマケ〜


「あれ?周助。駅まで迎えに来てくれたの?」

は方向音痴だからね。」

「むっ。でも家まで帰る道はさすがに覚えてるよー。」

「それにしても・・・・少し顔が赤いけどどうかした?」

「うにょっ!?そんなことないよー。あ、今日ちょっと暑かったからかな?」

「ふーん・・・・。(手塚と何かあったんだね・・・・)ところでプレゼントはどうだった?」

「あのねー。喜んでくれたよー。やっぱ氷帝とか不動峰まで行った甲斐があったわ。」

「え!?氷帝に行ったの?」

「うん。ルドルフにも行ってきたし、山吹にも行ってきた。」

「(それは知らなかった・・・・)どうしてそこまで行ってきたの?」

「えー、とりあえずお友達の所には行ってきたんだ。」

「ふーん。(所詮奴らも友達どまりってコトだね)」

「周助?どうかしたの?」

「ううん。何でもないよ。(ニコッ)」

「そう・・・。(その笑顔って怪しいのよね。)」







次の日。

「手塚先輩受け取ってください!!」

「手塚くん。1日遅れたけど誕生日おめでとう。」

「手塚先輩、これ一生懸命作ったんです。」

今年は手塚の誕生日が日曜だったため月曜日はプレゼントの嵐。

「クスッ。手塚も大変だね。」

「・・・・何か用か不二。」

「別に。昨日のことを聞こうと思ってね。」

「・・・・・・別に話すことなどない。」

を駅に迎えに行ったら顔が赤くなっててさ、手塚。どういうことかな?」

開眼して近づく不二。その恐怖にさすがの手塚もたじろいでいます。

「あれ?周助に手塚。2人して何やってんの?」

救世主登場。不二はコロッと表情を変えてにこやかな微笑みをに向けた。

「昨日のことをちょっと聞いていただけだよ。」

「昨日?あ、そうだ。手塚手塚。」

がちょいちょいと手招きするとが手塚の耳元で言った。

「プレゼント2つあげたのは内緒だよ。手塚に身の危険がせまっちゃうからね。」

さん・・・よくわかってますね。魔王の特徴。だけどここで聞いているのも魔王なんですよ。

に手塚・・・プレゼント2つってどういうこと?」

黒オーラを身にまとった不二がと手塚に近寄ります。

「手塚!ここは逃げるが勝ちよ!!」

はグイッと手塚の手を引っぱって全力でその場から逃げ出した。

「クスッ。逃げ足は速いんだね♪」

とりあえずその日1日は魔王から手塚を守る女神様が手塚のそばにいたとかいないとか・・・・





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