目指すは一点のみ!!


もうすぐ毎年恒例の体育祭がある。(という季節にしておいてvv)

「今日は部活対抗リレーに出る選手を決めるぞ。」

「部活対抗リレー???そんなのあるの?」

レギュラー陣+αが部室に集まっているとがそんな質問をした。

ちゃん転校生だから知らないんだよね。」

「で、部活対抗リレーなんかして意味あんの?」

それもそうである。組み分けはクラスごとに分かれているため部活は全く関係ない。

「毎年部活対抗リレーの優勝者には金一封が与えられる。」

「え!?乾それ本当!?そんなことしていいのかね・・・。」

「毎年毎年額があがっているという噂もある。」

どっからそんな情報集めたんだよ乾・・・。

「でも、なんでレギュラーしかいないの?」

「毎年レギュラーが出ると決まっているからだ。」

「ふーん・・・でも陸部とかって有利なんじゃないの?」

「でも去年はうちの部が優勝したんだよ♪」

「じゃあ今年も優勝目指して練習開始だ!!」

、まだ選手は決まってないぞ。」

手塚が眉間に皺をよせて言った。

「いつもどうやって決めるの?」

「いつもは立候補制だっけ?」

「じゃあ出たい人〜。」

いつの間にかが仕切っていて手を上げたのは不二、菊丸、桃、リョーマの4人だ。

「乾ー。他には出れる人っているの?」

「部活対抗リレーの前後に種目が重なってない奴は手塚とだ。」

「よっし。じゃあ手塚に決定!!」

「何でそうなるんだ!」

「私が出たって足引っ張るだけだもん。よし。大石紙に書いて提出よろしく!」

「わかった。」







次の日からによる徹底的なリレー指導が始まった。

「リョーマそこもっと手をあげて!」

「ういっス。」

「英二アクロバティックはいらないから!」

「ほ〜い。」

「桃!次の人に突進しちゃダメだって!」

「難しいっスよ〜。」

「周助!前の人を目で威嚇するな!」

「クスッ。そんなことしてないって。」

「手塚・・・はさすがね。合格。」

「・・・・・・・」

「ねぇ大石。どうしてちゃんはあんなに燃えてるのかな?」

部活中に練習しているためコートから見ていた河村が尋ねた。

「さあ。それは俺にもわからないけど・・・。」

「大方金一封狙いだろう。」

「そうだよ。もちろん!」

向こうで指導していたと思っていたが急に現れたので3人はザザザッと後ずさりした。

「優勝して皆でどっかに遊びに行くんだ♪」

「でもちゃん。部活中にやるのは手塚が怒るんじゃないの?」

心配そうな顔をして河村が言った。

「え?手塚には何も言われなかったけど・・・・?」

「手塚ってちゃんには甘いんだよな・・・」

「何か言ったか?大石。」

「い・・・いや。なんでもないよ。ところでもう練習はいいのかい?」

曰く俺は合格だそうだ。」

「大石〜。助けてー。」

「エージ。どうかしたのか?」

が恐い・・・。」

「英二!!優勝しても英二は連れてってあげないぞ?」

「う゛それはイヤ・・・。」

「はい。そうと決まれば練習練習!」

こうしての指導により着々と部活対抗リレー優勝へ向けて事が進んでいた。







「ところで先輩は何に出るんスか?」

その日の部活の休憩時間ちゃっかりとの隣をゲットしたリョーマが尋ねた。

「えっとね、縦割りリレーとあと応援交歓も出るよ。」

「俺も縦割りリレー出るんスよ!」

「そっかー、桃同じチームだもんね。がんばろーね。」

ちなみにチーム分けを発表すると赤組 1-1 1-8 1-9 2-4 2-5 2-11 3-2 3-7 3-10
青組 1-2 1-7 1-10 2-3 2-6 2-12 3-4 3-5 3-11白組 1-3 1-6 1-12 2-2 2-7 2-10 3-1 3-8 3-9
黄組 1-4 1-5 1-11 2-1 2-8 2-9 3-3 3-6 3-12と、生徒会が勝手にわけたそうな。

「ところで先輩応援交歓ってなんスか?」

「あ、リョーマは1年だから知らないのか・・・・・でも私も知らないや。」

のボケッぷりにそこにいる全員がコケた。

「応援交歓っていうのはその組の応援団がするパフォーマンスのことだよ。それで1位から順に得点が加算されるんだ。」

いちはやく立ち直った大石が説明してくれた。

「へー。おもしろそうね。」

ちゃん知らないのに応援交歓に出るの?」

「何かさー、英二たちに乗せられて・・・ま、楽しそうだからいいけどね。」

でも応援交歓にはまだまだ知られざるヒミツがあるんだな。これが。





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