閏日の魔王様〜オマケ〜


「・・・・・・・・・うにょ?ここどこ?」

次の日目を覚ましたはキョロキョロと周りを見回します。

「・・・・・・・し・・・・周助〜!?何でこんな所にいるの!?」

朝から元気だね。」

「それよりも〜どうして周助がここにいるの〜!!」

「そりゃあ同じベットにいるから♪」

「・・・・・・冗談だよね?」

「冗談じゃないって言ったら??」

「・・・・・・・・・・・もっかい寝る。きっと夢だから。」

また寝ようとしたがおかしくてついに不二はクスクスと笑ってしまった。

「あ〜!やっぱウソだったんじゃん!」

「でも昨日のがかわいかったのは確かだけどね♪」

「も〜。びっくりしたじゃんか〜。」

はぷ〜っとふくれてそっぽを向いてしまいました。

ゴメンね?」

「もういいよ〜。しょうがないな。誕生日って事で許してあげよう。」

「ありがとう♪」

さてさて、今日は学校も休みなのですが・・・・・部活へ行ってきます。







?また何でそんな紙袋持ってるの?」

「きっとまた女の子からもらうぞ。周助は。」

「さすがに今日は土曜日だしいないんじゃない?」

そんな不二の予想は大ハズレ。やっぱりテニス部の練習に女の子は群がるものなのです。

「ほら〜がんばってね〜。はい、紙袋。」

「・・・・・・ここでやきもち妬いたりしないの?」

「え?」

「クスッ。何でもないよ。」

もマネージャーの仕事をしなければと思い、ごちゃごちゃやっていると・・・・

「英二?何でそんな所から見てるの?」

「いや、不二いたら恐いな〜と思って。」

「周助なら女の子に囲まれてたよ。」

「ならよかった。どお?昨日上手くいった?」

「うん。周助もおいしいって言ってくれたし。」

「プレゼントは?」

「喜んでくれたよ♪」

「そりゃよかった!」

「あ、そうだ。」

は何かを思い出したようにポンと手を打って部室へ走っていった。

〜?どうしたの??」

とりあえず英二もその後を追った。







「すっかり忘れてたよ。アップルパイ。あげるって約束したもんね〜。」

「何だ。アップルパイ思い出したのか。」

「英二?!いつの間に〜。」

「そりゃが急にいなくにゃるから追ってきたんだよん。」

「今回は色々協力してくれてありがとね。食べていいよ。」

は何切れかあった中から1つを英二に渡した。

「(ぱく)美味い〜!やっぱ料理上手いんじゃん。」

「由美子さんにもちょっと手伝ってもらったんだよね〜。」

と、その時ガチャッと部室のドアが開いた。

「「!?」」

「あれ?英二先輩ここにいたんスか?大石先輩が探してたっスよ。」

「あ、そういえば練習するって言ってた!じゃあごちそうさま〜。」

英二は残りを一口で食べてコートに戻って行った。

先輩?何スかそれ。」

「桃も食べる?アップルパイ。」

「いいんスか?」

「どーぞ。1切れだけだけどね。」

「じゃあいただくっス。(ぱくっ)お、美味いっスね〜これ。手作りっスか?」

「うん。昨日周助のために作ったの。」

「・・・・・・・不二先輩に?じゃあ食べちゃまずいっスよね・・・・。」

「ヘーキだよ。昨日周助にあげたから♪」

「でもまた食べようと思ってたんだよね♪」

「「周助!?(不二先輩!?)」」

まーた気配を消して不二が急に現れた。

「さぁ桃。コートに戻ろうか?(開眼)」

「・・・・・・はい。」

黒オーラを撒き散らす不二の後ろをとぼとぼとついていく桃だった。

「・・・・・何か悪い事したかも・・・・・・。」

不二の猛特訓を受けた桃は英二の事もチクり、英二まで猛特訓させられるのだった。





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