閏日の魔王様 |
「(キョロキョロ)」 「〜何か捜してんの?」 「あ、英二ちょうどいい所にいた。(キョロキョロ)」 「何々〜俺捜してたの?」 「周助いないよね〜?」 「不二?さっき呼び出されてたじゃん。」 「そっか。ならよかった。」 「???」 が言ってる事がわからず英二は首をかしげていた。 「でね英二、ちょっと相談があるんだけど…。」 「え?相談…?」 何となくわかってきましたよ。今日はもう1週間前ですからね〜。 「あ、わかった!俺に日本史教えて欲しいんだ?」 「ちーがーうー!もうすぐ周助の誕生日じゃん。」 「あぁ。何だ。誕生日か。」 「プレゼントどーしよーかなって思ってさ。」 「不二ね〜からもらうもんなら何でもよさそうだけど。」 「え〜英二そんな事言わないで一緒に考えてよ〜。」 「…仕方ないなぁ〜。何か候補とかはないの?」 「黒魔術の本とか?」 「!?それは絶対ダメだって!」 「あ、やっぱり?」 「俺達が大変な事になるじゃん!」 「もっと魔力強くなったら大変だもんね。」 「(ってか今でも魔力あんの!?)」 恐くて心の中で突っ込む英二。 「あとねー、サボテンもいいかなぁって。」 「うん。サボテンはかわいいよね♪」 「「え!?」」 「2人で何話してるの?(ニッコリ)」 「し…周助…いつのまに後ろに…。」 「気配がまったくなかったし…。」 「で?サボテンがどうかしたの?」 「「うっ…。」」 不二は気づいているのかいないのか。随分と痛い所をついてきます。 「サボテンのつくりとか今回のテストに出ないかな〜?って話してたの。ね?英二?」 「そ・・・・そうだ!ほら〜生物もあるし〜。」 「クスッ。そんなの出るわけないでしょ。」 「やっぱそうだよね〜。でもとりあえず・・・・テストヤバイ。」 「じゃあ今日からちゃんと勉強しないとね?」 「がんばる〜。」 「俺も俺も〜。」 「そうだね、英二は勉強しないとヤバイから一緒にがんばろ。」 「・・・・・ってか何気にひどい事言ってない?」 「気のせい気のせい。」 この時は何とか(?)誤魔化して難を逃れたでした。 お昼休み。 「あれ?は?」 「あ、ならメニューの相談しに行くって言ってたにゃ。」 「ふ〜ん。(黒オーラ)」 「(・・・・怪しんでる怪しんでる〜!!)」 その頃は・・・・乾の所に来ていた。 「でね、どうしようか悩んでるわけ。」 「・・・・俺が不二のデータを取れないの知ってるだろう・・・・。」 「でも〜私周助のデータなんか持ってないし〜。」 に手を合わせてお願いと言われたら乾も断るわけにはいかない。 「不二のデータでいうと・・・・三種の返し球、好きな食べ物リンゴ、ケイジャン料理・・・・。」 「・・・・三種の返し球って全部動物だよね?」 「あぁ・・・白鯨、つばめ、ひぐま・・・・それがどうかしたか?」 「ヒグマって何色?」 「・・・・・・・茶色だが・・・。」 「そっか。よし。わかった。ありがとね〜〜!!」 は何を思いついたのかさっさと自分の教室に戻っていってしまった。 「・・・・・なるほどな。のやりそうな事だ。(キラン☆)」 ・・・・・さすがデータマン。やっぱりわかったのでしょうか?? 「英二!今日英二の家行ってもいい?」 「えっ!?俺の家?べ・・・・別にいいけど・・・・。」 「よかった〜。と、いう事で周助、うちら帰るからゴメンね〜。」 「はいはい。しっかり勉強してくるんだよ。帰ったら僕と勉強だからね♪」 「?」 「わっかりやした〜!」 はまだ?マークを浮かべている英二を引っ張っていった。 「〜勉強すんの?」 「おバカだね〜口実だよ〜。今回私頭いいでしょ?」 「でも俺のうちで何するわけ?・・・・・まさか・・・・。」 英二はもんもんと妄想し始めます。 「大五郎に会いたいの!」 「そりゃ喜ん・・・・・また大五郎?」 「そうなの。いい事思いついたからさ。」 「プレゼント決まったの?」 「バッチし!だから今回は大五郎の協力が必要不可欠なんだよ〜。」 「・・・・・・大五郎ね〜。で、何あげる事にしたの?」 「ぜーったい言っちゃダメだからね!あのね・・・・(コソコソ)」 が英二の耳元でこそこそっと言うと・・・・・英二はちょっと驚いた。 「〜本当に不二それあげるんじゃないよね〜?」 「何言ってんのよ!せっかく決まったんだからあげるの〜!」 「でも不二いちお女に見えるかもしれないけど男だよ?」 「だいじょ〜ぶ。他のものも考えてあるから。」 「ま、不二なら本当何でももらいそうだけど。」 「と、いう事だからお店も寄ってこ。」 「・・・・・俺って超いい奴じゃん?」 英二のつぶやきは浮かれているの耳へは届きませんでした。 BACK NEXT |