羽子板の王子様 (2)


「さぁ薫ちゃん覚悟ーーーー!!!!」

「・・・・・・・・・・・・ふしゅぅ・・・・。」

第6試合。マネとマムシ海堂の試合である。

「何かマムシのやろー覇気がなくねえ?」

「相手が先輩だからじゃないスか?」

「さすがの海堂も相手にスネイクは・・・・・って出してるな。」

海堂は序盤から相手に羽根つきスネイクを連発!

「やるねぇ〜薫ちゃん・・・・でも負けないもんね〜。」

「・・・・・・あ・・・・・。」

スカッ。これまたの勝ち〜〜〜!!!!

「おぉ〜すげーじゃん!」

「わーい。これで決勝進出だ!賞品は私のもの〜〜〜♪」

「「「「「「賞品?」」」」」」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「聞いてない!」

「今回は焼肉屋さん食べ放題チケットなのだ!」

「マジっスか?!」

肉大好きの桃が途端に話に食いつく。

「何かね、管理人の権限でどうにかしたんだって。」

「へぇ・・・あの管理人がねぇ・・・・(ニッコリ)」

・・・・・管理人管理人って・・・・いいじゃん。賞品なんだから。

「ほらほら。次の試合行くわよ!」

先輩・・・・何で今度はカメラ構えてるんスか。」

「え?だから、アルバム用に。今日たくさん素の写真と墨の写真取るんだもん。」

「クスッ。の写真なら僕がいくらでも撮ってあげるのに♪」

「ダメだってばぁ〜!みんなの写真が欲しいんだもん。」

ちょっとふくれて唇をとがらせるを見て顔を赤くするレギュラー陣。

「次は誰?」

「俺と英二先輩っスよ。」

「お祭コンビ対決だね♪」

「へっへー。2人の素の写真いっぱい撮っちゃお〜。変顔とかもvv」

さぁお祭男対決スタートだ!!

「焼肉食い放題か〜。負けられねぇな負けられねぇよ。」

「へっ。こっちだって先輩として負けるわけにはいかないし!」

カーンカーンカーン

「へぇ〜。何か2人とも燃えてるね〜。」

パシャパシャと見ている人の横顔なども撮っている。

?こっち向いて?」

「ほえ?」

パシャッ!

「きょっ!?周助〜〜〜。私は撮らなくていいって言ったのに〜〜〜〜!!!」

「違うよ。これは僕のアルバムに貼るから。」

「・・・・じゃあいいけど〜。」

先輩。それ了解するのもどうかと思うっス。」

「?」

お祭コンビはまだまだラリーが続く。

「桃!いい加減先輩に勝利譲ったらどうなんだよ!」

「冗談!先輩こそ後輩に花もたせたらどうスか?」

「なにぉ〜!」

「あ、そーだ。エージ先輩。これ負けた方が昼飯おごりってどうスか?」

「えっ!?マジ!?ってあーああああー!!」

カランコロン・・・・

「桃の勝ち〜〜。さぁ英二こっちおいで。英二のはバッチリ考えてあるから。」

「ちくしょー。今のは絶対桃が悪い〜〜〜。」

「〜〜〜〜♪はい!でーきた!」

「にゃ?にゃんか随分早くない?」

「英二英二。こっち向いて!カワイイ〜〜〜vvv」

は英二の振り向き様を写真に収める。

「何なに?何が書いてあんの!?」

「ププッ。エージ先輩よく似合ってますよ・・・・。」

「なんだよ一体〜〜〜!!!!」

英二がほほに書かれたひげに気づくまであと15分と43秒・・・・

「さぁ越前!俺らの試合だぜ。」

「桃先輩。俺負けないっスから。」

第7試合桃VSリョーマ・・・・・・

「ダーンクスマッシュ!!!!どーん!」

「くっ・・・・やるじゃん。桃先輩。」

「さぁリョーマおいでおいで。」

墨を塗り塗りしていよいよ決勝戦!VS桃の試合。

先輩いきますよ!」

「いつでもどーぞ♪」

カーンカーンカーンまたキレーなラリー対決。が、桃はを左右に振っていた。

「こんなの楽勝だよーん・・・・ってうきゃっ!?」

先輩!?」

慣れないぞうりで走ったためバランスを崩し倒れそうになる・・・に桃は?

「だいじょぶっスか?先輩。」

「・・・・・だいじょぶだけど・・・・・桃。アレ。」

「へっ?あーーーーー!」

羽根は見事桃の陣地で止まったまま。つまり・・・・桃の負け。

「げーマジっスか?」

「ゴメンね〜桃。私の事心配してくれたんでしょ?」

でもでもちゃん安心して。チケットをよーく見なさい。

、このチケット10人まで有効って書いてあるよ?」

「え?そうなの?何だ〜。あのケチぃ管理人の事だから1人かと思った。」

「じゃあ今日は皆で焼き肉だー!」

「英二が勝ったわけじゃないでしょ。はい。が決めるんだよ。」

「もち、皆で行くわよ〜〜〜!レッツゴー!!」

結局全員袴と着物のまま焼肉屋へ向かい焼き肉パーティーとなったのだった。





今年も管理人なおっちはがんばるから応援してちょ♪





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