羽子板の王子様


新年明けまして。おめでとー!!
って事で。青学の皆は何をやってるんでしょうか…?



「第100回!新春羽根つき大会〜!」

「羽根つき大会ってそんなにやってたんスか?」

「あ、リョーマは初めてだったね。」

「あれ?そういうだって初めてじゃん?」

「……あ!そうだった!」

ズルッ。レギュラー陣はのボケっぷりに柄にもなくコケた。

「今日は皆で着物とか袴着て羽根つきするんでしょ?楽しみ〜。」

「しかも何かちゃっかり墨まであるっスね…。」

「私は墨係も兼ねてるって。」

は持ってた紙を見ながら言った。

ちゃん。その紙は?」

「さっき渡された。」

「誰に?」

「知らない管理人の人。」

知ってんじゃん!私が管理人だって!!

「そっか。じゃあその人無視して始めようか♪」

「そうだね。」

いいよいいよ…どーせ…。

「じゃあまずくじ引いて〜。」

「…このくじ誰が作ったんスか?」

「私だよ?」

「なら安心だな。どっかの誰かさんが作ると不正が働く確率186%だからな。」

「随分微妙な数字っスね…。」

「乾?どっかの誰かさんって誰の事かな?」

「データによると…」

「ほらほらくじ引いて。」

一番最後にが引き組合せを発表した。

「第1試合私VS乾!第2試合周助VS薫ちゃん!第3試合桃VS大石!
第4試合英二VS手塚!第5試合リョーマVSタカさん!」

「げー初っ端から手塚〜!?」

「羽子板なら勝てるかもだし頑張ろ〜。」

そして早速第1試合が始まった。

「いくよ!乾!」

「(のデータからするとここは慎重にいった方がいいな。)」

「てや!」

カーン!

、データは嘘をつかないよ。」

………スカッ……

「り…理屈じゃない…。」

の勝ち〜!」

「わーい!墨墨〜♪…乾〜メガネは外してくれないの?」

は墨を構えて尋ねた。

「メガネの下に書いてもメガネしたらわからないだろう…。」

「あ、そっか。」

は納得してカキカキした。





続く第2試合は…?

「あー…折れちゃった!」

「残念♪(ニッコリ)」

「…ふしゅ〜…。」

「じゃあ周助に書いちゃえ〜。」

随分楽しそうだね♪」

「えっ…うーん…ほら、墨塗られ周助なんかめったに見れないし…だからっ!」

パシャッ!

「!!」

「周助墨塗られ素の写真〜。」

「…あのアルバムに貼るつもり?」

「うん!」

〜あのアルバムって何?」

「今度見にきなよ♪」

このアルバムの話はまた後日…

「桃と大石は桃の勝ちで〜次は英二と手塚か…英二くじ運悪〜。」

はトーナメント表に書き込みながらちらちら試合を見ていた。

〜!俺勝ったよ〜!!」

「えっ?マジ?どうしたの手塚!」

「…ひでー…俺が負けると思ってたんだ〜…。」

「え、あ、違うけど…手塚もしかして…羽根つき初めて?」

「……羽根つきは女の遊びだからな…。」

「手塚・・・・俺達は今その遊びをやっているんだぞ・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・」

第5試合リョーマVS河村

「河村先輩、まだまだっスね。」

「ショーーーーッキングー・・・・・・・ι」

「タカさん張り切りすぎちゃったみたいだね〜。はい。墨塗り完了!」

「・・・・・先輩。試合っスよ。」

「おっ。次は薫ちゃんだね〜。私は負けないぞ〜〜〜!!!」

マネージャーVSマムシの対決が始まる・・・・・





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