にゃんこの気まぐれ誕生日


「大変ピンチだわ!!」

?どうしたの?」

本日11月19日晴れ。

「今月ってタカさんと英二と2人誕生日があるじゃん?お金が〜。」

「あぁ。そういう事か。」

「しかも英二に何あげるかまだ決めてないんだよね〜。」

って結構決めるの苦手だよね。手塚やタカさんの時もそうだったし。」

「だって〜。あ、またたびとかあげたら喜んだりして!?」

「あぁ、英二はネコだからね。」

「そうそう。」

「でも残念。それ去年僕がやったから。」

「(やったのか・・・。)」

コンコン。その時不二の部屋がノックされ由美子が入ってきた。

「周助、ちゃん。マフラー編むんだけど何色がいい?」

「そうだなぁ・・・・。」

「あ、そっかー!由美子さんナイスアイデア!!」

「?ちゃんどうかしたの?」

「由美子さんもしかして毛糸余ってたりします?」

「何色かはあるかもしれないわね。」

「あの〜、もらったりしても・・・・」

「いいわよ。じゃあ部屋にいらっしゃい。」

「は〜い。」

はウキウキと由美子について行った。

「・・・僕もが編んだ方がいいんだけど・・・・。」







IN由美子の部屋

「結構あるんですね〜。」

「毎年編み物するからたまっちゃってるのよ。」

「あ、この暗い赤なんかいいかも。」

ちゃん誰にあげるの?」

「英二です。もうすぐ誕生日だから。」

「あらあら。やっぱり手編みっていいわよねぇ。編み棒とかはあるの?」

「たぶん部屋にうもれてます!」

おいおい。うもれてたら探さなきゃじゃん!

「じゃあがんばってね。」

「は〜い。」

「あ、ちゃん時間があったら私のマフラーも編んで欲しいな。」

「え〜、私が編むより由美子さん編んだ方がキレイですよきっと。」

ちゃん編み物得意そうだから。英二君のが終わったらでいいから。」

「了解です!!」

おいおい不二、姉さんに先越されてるじゃん!!はまっすぐ自分の部屋ではなく不二の部屋へ行った。

「見て見て周助〜!由美子さんにもらっちゃった〜。」

「クスッ。ったら別の男の事で僕の前ではしゃいじゃって♪」

「・・・・ごめんなさい・・・・って、別に私悪い事してない気がする!」

「それもそうだね♪」

「じゃあ周助探し物手伝って。」

「また何か探すの?」

「うん。だってあの部屋私だけじゃ探し物見つからなくてさ〜。」

は探し物する時いつも不二を頼っている。

「しょうがないなぁ。この貸しは高いからね。」

そして3分後不二が編み棒を見つけてようやく編み物が始められる事となった。

「よ〜し。がんばるぞ〜!」

「クスッ。かわいいなぁ。」

「へ?」

「ううん。じゃあとりあえずがんばってね♪」

「・・・・・何でとりあえず?」

は首をかしげながらもとりあえず最初の段を作り始めた。







そしては英二のマフラーを編み始めたが・・・・テストも近かったりするのである。

〜、何コソコソやってるのよ。」

「茜・・・・周りに英二いないよね?」

「いないけど。どうかしたの?」

「英二にマフラー編んでるんだけどさ〜・・・今期末もあるじゃん?」

「確かにね〜。でも学校で勉強して家で編んだ方がバレなくない?」

「だって〜、家だと周助が一緒に勉強しようよ〜って言うんだもん。」

「なるほど。(つまり不二くんは邪魔してるわけか。)」

と茜がコソコソ話してる時ダダダダと音がした。

〜〜〜!!不二がいじめる〜〜!!」

「え、英二!?」

後ろから抱きついてくる英二にはばたばた慌てながら編みかけのマフラーを隠した。

「ん?何か隠した?」

「いやいや・・・。何にも。で、周助がどうかしたの?」

「む〜。何か怪しい。」

「怪しくないって。」

「ま、いっか。それで聞いてくれよ〜。不二が何にもしてないのにいじめる〜。」

「周助?何かしたの?」

「ヤダなぁ。僕は英二に恨みがあるからってそんな事したりしないよ♪」

「つまり恨みがあるのね。で、周助。英二何かしたの?」

「それはとっても。にも関わる重要な事だよ。」

「へ?私?私〜?」

〜、俺に何もやってないよね?」

「うん。後ろから急に抱きついたりする事はあるけどいつもの事だし。」

?僕的には別に言ったって構わないんだよね♪(ニッコリ)」

「・・・・ダメ!周助!ぜーーーーったい言っちゃダメ!!」

「え!?何だよ2人とも!」

「えー、あー、だからー。」

「クスッ。が内緒って言うから話せないな〜。」

「えー、ひどい。俺にも教えてよー。」

英二が唇を尖らしてすねるが言えないものは言えないのだ。

「ごめんね。英二。で、周助ちょっと来て。」

は不二の手を引っぱり教室から連れ出してしまった。

ちなみに不二は英二の方を見て勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。

「・・・茜ちゃ〜ん。って不二の事好きだったの!?」

「・・・たぶん違うと思うけど・・・(ごめん英二くんこれだけは言えないわ。)」

「む〜。俺だけのけ者だぁ〜。」

ほっぺたをふくらませる英二だったが・・・これから先にはお楽しみが・・・ね?





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