魔法のジュース？　(2)
「うーん････思い出せない〜〜〜〜。」

は頭を抱えるが微妙にかすかな記憶しかなく思い出せない。

「あ、何か誰か来たっス。」

「え？」

桃が言った方を向くと･････校門の前にいた聖ルドルフレギュラーがいた。

「あれ〜裕太くん。と、アヒルとナルシストさん。」

「さん･････柳沢先輩と観月さんですよ。」

「あ、そっか。で？今日はどうしたの？」

「何か観月さんがいきなり青学に行くって言い出して････。」

裕太はの後ろの子供たちを見てギョッとした。

「さん･････後ろの子達は誰っスか？」

「私の子供ｖ」

「「「「「「「違うだろ！」」」」」」」

の冗談も真に受けてしまうほどあせっているレギュラー陣。

「んふっ。青学レギュラーの皆さんはどうかされたんですか？」

「何か急に小さくなっちゃって･･･････あーーーーーー！！！！！」

「？どったの？」

「思い出した。ナルシストだったのね。私にあのドリンク渡したの。」

「何のことですか？しかも僕の名前は観月はじめです。」

「観月･････君に何したわけ？」

不二がミニサイズで開眼して観月にせめよる。

「んふっ。青学の天才が泣いて呆れますね。こんな小さくなっては。」

「やっぱりナルシストだったんじゃん！！どうしてくれんのよ！！」

「騙されたあなたも悪いと思いますけど。」

裕太と柳沢はなんの事かわからず突っ立っている。

「これはどうなってるんだーね。」

「兄貴たちまで････今度は観月さんどんな発明したんだ？」

「ちょっと！皆を元に戻しなさいよ！」

「んふっ。それじゃあ小さくした意味がないじゃないですか。」

「〜〜〜〜〜〜〜！！！！！」

はギッと睨みつけるが観月はもろともせず受け流す。

「先輩、こんな奴に頼んだってムダっスよ。」

「でも〜皆がこうなったの私のせいだし････。」

がしゅんとうつむくとリョーマがのジャージのすそをくいくいと引っぱった。

「先輩、何とかなるっス。」

「リョーマ〜〜〜！！かわいい〜〜〜〜〜ｖｖｖｖｖ」

はリョーマをぎゅ〜〜っと抱きしめた。

「あ〜おチビズルイにゃ〜〜！〜俺も〜〜〜。」

「英二もそのネコ語は小さい方がかわいいよね〜〜ｖｖ」

「････あんまうれしくない。」

ちょっぴり凹む英二をギュッと抱きしめてポンポンと叩いてあげた。

「･････こちらを無視するとはいい度胸ですね。」

「(ヤバイ････観月さんがキレ始めた･･･。)」

「(こりゃ大変だーね･･･。)」

「で？ナルシスト。いい加減元に戻す方法教えなさいよ。」

は観月をギッと睨みつけるが、観月は笑みを崩さない。

「んふっ。僕が簡単に教えるはずないでしょう。そうですね････。」

「じゃあ勝負する。そんで私が勝ったら元に戻す方法教えてよ。」

「！そんなの危険だよ。あんな奴ほっておいて乾にでも作ってもらえばいいじゃない♪」

「･････おー。その手があった。乾できるの？」

「できなくもないが････すぐにはムリだな。」

はまたうーんと考えて皆を手招きした。

「ねぇねぇ私があいつに勝てるのって何があるかな？」

「かわいい所？」

「マネージャーじゃないスか？」

「そうじゃなくて〜。」

「、ちょっと思うところがあるんだが･････。」

「手塚〜小さいんだからもうちょっとかわいくしゃべって〜。」

「！」

「はいはい。で？何を思うところなの？」

手塚は観月に聞こえないようにしゃがんでいるにコソコソと耳打ちした。

「うーん････どうだったかなぁ･･･？ちょっと見てくる。」

「ちゃん俺も行くよ。」

「俺も行った方がいいだろう。」

「じゃあナルシストの事は周助頼んだよ。」

「任せておいて♪」

はミニ部長とミニ副部長と一緒に部室へ走って行った。

「あのマネージャーは逃げたのですか？困り者ですね。」

「その言葉そっくりお返しするよ観月。連れはどこへ行ったの？」

「･･････逃げましたね････あとで強化メニューを追加しなくては････。」

その頃と手塚と大石は部室の中を探していた。

「あ、もしかしてこれかな････？」

「何か書いてあるか？」

「ううん。何にも････。」

もしかしたら元に戻る薬も一緒に渡したのではないかと考えた手塚。
それを探しに部室までやってきたのだが…。が見つけたのは透明な瓶に入っている青い液体。
･･････何かイヤな予感。

「これって青酢････？」

「まさか。いくら観月でもそんなものは作らないだろう。」

「じゃあ何で青いんだろう･････。」

とりあえず欲しいものは見つかりコートに戻ると････不二と観月の冷戦が繰り広げられていた。

「皆ちょっとこっち来て。」

は１人１人にコップを持たせて青い液体を注いだ。

「さぁ飲みなさい。」

「････何スかこれ････。」

「たぶん元に戻る薬。」

元に戻れるんだったら飲むしかない････とりあえずググッと飲むとまたボンと煙が上がった。

「･････あ〜戻った〜〜〜。」

「！？なぜその薬を･････本物はこっちにあるはずなのに････。」

「･･･これ青酢だよ････。」

「あれ？そうだったの？でも、元のカッコイー皆に戻ってよかった。」

ニッコリと笑うにレギュラー陣も自然と笑みが浮かぶ。

「じゃあ元に戻った事だしそろそろいいかな？観月覚悟するんだね♪」

「････････････。」

結局不二やその他のレギュラー陣にコテンパンにされ戻って来た裕太と柳沢が観月を持って帰った。

「でも小さい皆もかわいかったな〜････。」

「まだ言ってんの？」

「、あの薬の正体がわかりそうだから今度作れるかもしれないぞ。」

「本当！？じゃあよろしく〜〜〜。」

「「「「「「「それだけはカンベン(っス)！！！」」」」」」」

その後乾とが実行したかは････謎なままである････





ちなみに乾はその薬を観月に送りつけて無理やり飲ませたとか何とか･･･････





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