デートだ! (2)


その時物陰から(?)現れた青学の大魔王様。

「あれ?こんな所で何やってるの?」

「周助〜〜。周助も何やってんの?」

「僕はストリートテニスでもしようかなと思ってね。」

「兄貴がこんな所に来るなんてめずらしいな。」

「裕太も来てたんだ。」

「んふっ。僕もいますよ。」

「あ・・・・・・・・・・?あの人何て名前だっけ?」

「えー・・・・えっと・・・・・ナルシストさん?」

「あぁ、確かそんな名前だったね♪」

「観月です!いい加減名前を覚えたらどうですか!」

「越前も桃もこんな所でと何してるの?(ニッコリ)」

不二は観月の言葉を完璧に無視して桃とリョーマに話しかけた。

「いや・・・・その・・・・・。」

「んふっ。不二周助今日こそ決着をつけましょうか?」

もテニスしに来たの?」

またも観月の言葉を無視してに話しかける不二。

「私は、桃と杏ちゃんのデートにくっついてきたの。」

「へぇ。桃デートだったんだ。、邪魔になるからあっち行かない?」

「先輩、俺もいるんスけど・・・。」

「越前・・・・じゃあここで決着つける?(開眼)」

「望む所っス。」

「ちょっと待って下さい。くじでダブルスなんてどうですか?」

「キミもたまにだけどいい事言うね。」

「たまには余計です。じゃあ、どうぞ。」

と杏を除く男性陣がクジを引いた。







「ザベストオブワンセットマッチ越前サービスプレイ。」

「桃城へますんなよ!」

「そりゃこっちのセリフだっつーの!」

くじびきの結果何とも驚きの神尾・桃城VS越前・伊武という組み合わせになった。

「こりゃすごい対戦だね〜。」

「でもおもしろそうだよね。」

リョーマのサーブ。もちろんツイスト。まぁちょっとやそっとで取れるはずがない。

「おい、神尾!ちゃんとやれよ!」

「テメエだって取れなかっただろ!」

「ほら2人ともがんばって〜〜!!」

「・・・・・ほら、やるぜ。」

「桃城・・・・お前って結構単純なんだな。」

そりゃから応援されてがんばらないわけがない桃です。けれどそれをよく思わない奴も・・・

「何かムカツク。」

「越前くんちゃんとやってよ。」

「わかってるよ。」

神尾のサーブ。桃城が後ろ手でサインをし、サインプレーを発揮!

「おー。すごーい。その調子でがんばってー!」

先輩俺は応援してくれないんスか?」

「リョーマもがんばってー!!」

「・・・・・・・・・何か・・・・。」

ちゃんも後輩に人気だね。」

「そおかな〜?でも応援されるとがんばりたくなるのは普通じゃない?」

「そうだね☆」

「あれは、オーストラリアンフォーメーションの変形だね♪」

「へぇ〜。すごい〜。」

「桃城の奴いつの間にあんなダブルスが上手くなったんだーね。」

「そりゃあ桃はダブルスの経験積んでますからね〜。」

チームメイトを褒められはとってもうれしそう。







「ゲームウォンバイ桃城・神尾ゲームスカウント5−2。」

「ありゃりゃ。こりゃ桃たちの勝ちかな〜。んでさ、杏ちゃん。」

「なあに?」

「今日桃をデートに誘ったのは理由があったんでしょ?」

ちゃんにはわかっちゃったんだ。」

「よかったら理由教えてくれない?」

「関東大会の前モモシロくん何か変だったし・・・氷帝戦で手塚さんが怪我したっていうから心配で・・・
ここアキラくんたちよく来てるみたいだから誘ってみたんだ。やっぱ迷惑だったかな?」

杏の言葉が終わった途端はいきなり杏をぎゅ〜っと抱きしめた。

「杏ちゃん優しい!本当に。ありがとね。心配してくれて。」

「ううん。」

、越前達がおもしろい作戦考えてるよ。」

「え?」

試合の方を見るとリョーマ達が追い上げていた。

「ねぇ、あの人の彼氏って結局誰なわけ?」

「さぁ?桃城なんじゃない?」

「はぁ?!」

「テメエ!やっぱりそうだったのかよ!!!!」

リョーマと伊武はコンビネーションがガタガタになった所をバンバン攻めていく。

「クスッ。中々いい作戦思いついたね。」

「ふーん。おもしろーい。」

ちゃん、ゴメンちょっとお兄ちゃんと用事思い出しちゃた。また今度ね。バイバーイ。」

杏はケータイで橘に呼び出されたのか走って行ってしまった。

「あれ?さん杏ちゃんは?」

「デートだって〜。」

「「デート!?」」

「お兄さんと♪」

「何だ・・・・。」

「桃実はホッとしてるんじゃないの?」

「違うっスよ!俺が好きなのは・・・・・。」

、僕たちもテニスしよう。」

「え、あ・・・桃何て言いかけたの?」

「・・・・何でもないっス。」

結局今日は1日色んな人に振り回された桃だった・・・・・





オマケ

「あれ?別に修羅場じゃないじゃん。」

「英二達だー。どうしたの?」

「いや・・・修羅場見学に・・・・。」

結局修羅場が終わってしまっていたので(?)英二達も一緒にテニスをする事となった。





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