デートだ! |
「ちゃんありがとね。」 「いえいえ。また今度テニスしようね。」 「うん。またね。」 そんな会話がかわされた翌日… 「あれ?桃もリョーマも何やってんの?」 青学マネージャーが桃とリョーマを発見! 「「先輩。」」 「先輩は何やってんスか?」 「うん?今帰りなんだけど桃の大声が来てみたの。何であんなに叫んでたの?」 「桃先輩が不動峰の部長の妹とデートらしいっス。」 「デートー!?」 「先輩違うっスよ。お前も余計な事言うな!」 桃は慌てて否定したがはニヤニヤと笑っている。 「へぇ…杏ちゃんがね〜。だから昨日電話してきたのか〜。」 「え!?じゃあ先輩が俺の家電の番号教えたんスか?」 「ごめん…ダメだった?」 「いや…別にいいっスけど…。」 に上目遣いで見られ顔を赤くする桃。 「杏ちゃんとこれから待ち合わせなんでしょ?」 「え…あ、そうっス。」 「じゃあ私も行ってもいい?」 「先輩デートについてってどうするつもりなんスか?」 「え?おもしろそうだし、私も杏ちゃんに会いたいし。さぁ行くわよ!」 は桃とリョーマの腕をつかんでうれしそうに待ち合わせ場所に向かった。 「杏ちゃ〜ん!!」 「ちゃん?」 「ゴメンね〜ついてきちゃった。デートなのに悪いね〜。」 「ううん。全然ヘーキだよ。」 「・・・・で、今日は何なんだ?」 「え?デートだよ♪」 必殺杏スマイルとでも言おうか、ニッコリと笑って杏は言った。 「じゃあ早速行こうか。」 「ほらほら、桃!しっかりしなさい!」 「・・・・先輩まで・・・・カンベンしてくださいよ〜。」 そして杏に連れて来られた所は・・・・何だかとっても見覚えのある所。 「ここストリートテニス場じゃねえか。あ、わかった。テニスの相手して欲しいんだろ?」 「デートだよ♪」 「やっぱり〜?桃やるじゃん!」 「先輩!からかわないでくださいよ!!」 「さぁ行こう行こう!」 所詮は他人事。はとっても楽しそう。階段を登ると何だか聞いた事ある声が・・・・ 「あれ?不動峰の神尾じゃん。」 「お前桃城・・・・・それにさんも・・・。何でこんな所にいるんだ?」 「そりゃあその・・・・。」 「私が連れてきたんだよ。」 杏が桃の後ろからヒョコッと顔を出して言った。 「杏ちゃん!何でこんな奴と一緒にいるんだよ!!まさか・・・・・デートじゃないよな・・・・。」 「デートだよ♪」 「おい桃城!どういう事だ!!」 「知らねえよ!俺につっかかってくるんじゃねえ!」 2人は杏を挟んで言い争いを始めてしまった。すると、隣のコートからも知ってる声が・・・・ 「ちょっと隣のコートうるさいですよ!もう少し静かに・・・・・・ん?」 「あ、越前じゃん。さんも。」 「桃城もいるだーね。」 「裕太く〜ん。久しぶり〜!!」 「越前くん・・・・あの人たち誰?」 神尾と一緒にいた伊武が隣にいたリョーマに聞きます。 「えっと、不二先輩の弟と、不二先輩に負けた人と、桃先輩に負けた人。」 「「「名前を言え!!!」」」 「それにしてもかわいいだーね。」 「さん今日もかわいいですね。僕と一緒にテニスでもしませんか?」 「え・・・・あの〜・・・・。」 「おい越前!シングルスやろーぜ!」 「こっちが先に約束してたんだけど。」 「越前、そうなのか?」 「・・・・・・・・・。」 何だか色々な所でそれぞれが言い争いをして何がなんだかわからない状態になってきた。 「キミかわいいだーね。」 「んふっ。さん僕と一緒にテニスしましょうよ。」 「先輩に近づくなよ。」 「越前くん、俺がシングルスで勝ったらそのグリップテープくれない?」 「別にいいけど、1本分ないよ。」 「別にいいよ。」 伊武はリョーマの了解を得てまたブツブツと何かをつぶやいていた。 「杏ちゃん、こいつだけはやめた方が身のためだよ。俺の自転車は壊すし・・・。」 「あれは事故だったんだからしょーがねーだろ!」 「事故じゃねえよ!それに同じ学年の奴に荷物全部持たせたりするしさ。」 杏は苦笑しながら桃と神尾を交互に見ている。 「キミキミかわいいだーね。名前教えてだーね。」 「そこのアヒル!杏ちゃんの近づいてんじゃねえよ!」 「ア、アヒルじゃないだーね!!」 その頃、ストリートテニス場の階段の下では・・・・・? 「いーぬーいー。早く行こうよ〜!」 「ちょっと待て。海堂がまだ来ていない。」 「でも乾、もめごとが起こってるなら早く止めにいかないと。」 「そうだよ。とっくみあいのケンカならなおさら早く行かないと。」 ピッピッピッピ 「手塚、海堂がまだ来ないんだが待ってた方がいいと思うか?」 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・プツッ』 「いーぬーいー。もう始まってたらどうすんだよ〜!!」 こっちはまだまだストリート場には行けないようですね。 BACK NEXT |