文化祭の定番といえば!?〜オズの魔法使いVer.〜 |
「オズの魔法使いに決定ー。ちなみに配役は・・・・ ドロシー:私 弟トト:リョーマ 北の魔法使い:手塚 ライオン:英二 かかし:桃 ブリキ:乾 西の魔女:周助 オズ:大石 となりました〜。」 「先輩ドロシーの弟なんて役ありました?」 「あ、それは犬の代わり。」 「どうして僕は魔女で手塚の方は魔法使いになってるの?」 「それはー、周助が女装が似合いそうだから。ね、お願〜い。」 不二ものお願いには勝てず魔女をやることになった。 『つづきまして男子テニス部によるオズの魔法使いです。』 「トト、トトどこにいるの?」 竜巻が起きたので弟のトトを探すドロシー。 「ドロシーどーかしたの?」 うにゅうにゅと目をこすりながらトトが寝室から出てきた。 「竜巻がこっちに向かってるのよ!」 「でももう遅いみたいだよ。」 リョーマが外を指差すといつもの風景と違いました。 「うわっ。とりあえず外に出てみよ。」 ドロシーとトトが外に出ると眉間に皺を寄せた魔法使いが立っていました。 「えらい魔女さま。悪い魔女を倒してくれてありがとうございます。」 「はっ!?何それ。」 「その家が魔女をおしつぶしたのです。」 「ドロシー、本当に人が下敷きになってる。」 「この靴は持っていってください。何か役に立つでしょう。」 「あの、それよりも私たちうちに帰りたいんですけど・・・・。」 「この黄色い道を行ってオズに聞けばわかるでしょう。」 「ありがとうございました。じゃあトト行こ。」 ドロシーはトトの手を引いて黄色い道を進んでいきました。 途中食いしん坊なかかし、きこりデータロボット、猫語を話すライオンも仲間になりました。 「ここがオズの国かー・・・。」 ドロシーたちはエメラルドの宮殿に向かうと門番はすぐに通してくれました。 「何で何も言われなかったのかな?」 「ドロシーがかわいいからだにゃー。」 「データによるとその靴のせいだな。」 「あー、腹減ったー・・・。」 「あれ・・・ここオズの部屋だよね・・・・。」 部屋に入るとエメラルド色のイスの上にでっかい生首がのっかっていた。 「へー。オズって死んでたんだ。」 「俺は死んではいない。ドロシーとやら願いを聞いてほしくば西の魔女を倒して来い。」 「西の魔女?誰それ。」 「とりあえず悪い魔女だ。」 「ふーん。まだまだだね。そんなのも自分でできないんだ。」 「トト!!とりあえず行くわよ!!」 ドロシーたち一行が向かった先は西の国。なんだか気味が悪い所です。 「あれか、西の魔女の城は・・・・。」 そんなドロシーたちの様子をうかがっていた西の魔女。 「クスッ。この西の魔女に立ち向かおうなんてできると思ってるの?」 西の魔女は家来のサル達に命じてドロシー達をさらってきました。 「ちょっと離してよー!(うー。周助キレイだな・・・・)」 「じゃあその靴をよこしなさい!」 「ヤダよーだ!!」 その時トトが家来のサルをすりぬけそばにあった水の入ったバケツを魔女にかけた。 「ふふふふふ。そんなことしてただですむと思ってるの?」 「(あ、ここで魔女は倒れるのに〜。周助のバカー!!)」 ドロシーというよりが睨みをきかせると魔女はフラフラと下がってしまった。 「と、とりあえずエメラルドの宮殿に戻ろう!!」 「「「「おー!!」」」」 「おーい。オズー。魔女を倒してきたにゃー。」 「腹減ったぞー!!!」 「ふむ・・・・ここの作りは興味深いな・・・・・・。」 「ちょっとー、さっさと出て来なさいよー!」 「ドロシードロシー、」 トトが手招きした方に行くとさわやかなタマゴ頭の男の人がいました。 「あなたがオズ?」 「コリャ大変。そうさ。俺がオズ。」 「猫語がにゃおる薬がほしいにゃ!」 「もっと動かしやすい体がいいな。」 「すぐに腹が減らない胃をくれ。」 「「うちに帰して!!」」 「はいはい。」 オズはライオンに薬を、データロボットに油をさし、かかしにおがくずの胃をつめた。 「ところでな、俺はお前達を帰すやり方がわからないんだ。」 「はっ!?どういうことよ!」 「はやくうちに帰らせてよ。」 するとオズの宮殿に北の魔法使いが現れた。 「あ、眉間にしわ寄せた魔法使いさん。家に返してちょうだい。」 「(怒)では靴のかかとを3回鳴らすと帰れます。」 「よっし。トトしっかり捕まっててね。」 「うん。」 トントントンとかかと鳴らすと風にのったように空を飛んで元の家に帰ったかと思ったら・・・・・ 「ようこそ西の国へ。今度こそ逃がさないからね♪」 「えー、どうしてー。あ、しかもトトがいない!」 西の魔女の魔力によって西の国に連れてこられてしまったのでした。 ちなみにトトはちゃんと自分の家に帰ったようです。めでたしめでたし?? 〜オマケ〜 「ー何か普通のラストと違くない?」 「そうだね?私ここら辺は変えてないんだけど・・・・さては・・・やったわね周助!!」 「クスッ何のこと?」 「とぼけちゃダメー!!ハッピーエンドにならなかったじゃない!!しかも台本まで無視して!!」 「あれはあっちの方がおもしろそうだったからだよ。」 黒オーラで言われその後言い返せなかったでした。 BACK |