はっぴ〜?メリクリ! (2) |
「もうお腹いっぱいだ〜。」 「英二先輩もうっスか?まだまだいけるっスよ!」 「桃〜、もうあんま食べ物残ってないってば〜。」 「え!?マジっスか?」 「さっきあんなに自分で食べてたじゃないっスか。」 そう呆れて言うリョーマだが、彼もかなり食べたうちの1人。 「・・・・このバカ大食い。」 「んだと!?」 「本当の事だ。」 「何だとテメエ!やるか!?」 「そこの2人!ケンカするならプレゼント交換に参加させてあげないよ!」 「「すいませんっス・・・・」」 こんな時だけ息が合うんだからおもしろい2人です。 「?プレゼント交換なんてするって書いてあったけ?」 「あれ?私書いてなかったっけ?」 は自分が作った紙を見ると・・・・いちおは書いてある。 「ほら〜、ここにプレゼント持参って書いてあるじゃん!」 「でもプレゼント交換があるとは一言も書いてないな。」 「え〜、でも普通プレゼント交換はアリでしょ?」 『クリスマス会=プレゼント交換』という考えがの中にはあるようです。 「書いてないとそこまで考えつかないっスよ〜。」 「じゃあ皆なんも持ってきてないの?」 「そりゃあ書いてあったから持って来てはいるよ。なぁ皆?」 大石がその他の面々に問いかけると皆うなづいていた。 「じゃあいいじゃない。プレゼント交換できるでしょ?」 「だから〜、〜、俺たちはにプレゼントを持ってきたんだよ!」 「私に?えぇ〜、私そういうつもりで書いたんじゃないよ〜。」 「クスッ。それはわかってるけど、日頃の感謝をこめてだよ♪」 「でも悪いなぁ・・・・私ばっかり。」 「いいんスよ!俺たちが先輩にあげたいんですから。」 「う〜・・・・ん・・・・。」 がうなづけないでいると英二が後ろから大きな包みを取り出した。 「〜、これ俺たちからのプレゼント〜!」 「あー、英二先輩ズルイっスよ!自分ばっかり言って!」 「そうっスよ!俺たちだって金出したんスよ!」 「、開けてもいいよ♪」 結局最後にいいとこどりは不二様♪ 「結構大きいね〜・・・・。」 がニコニコしながら袋を開けると中から・・・・・大きなトトロが出てきた! 「キャ〜〜〜〜!!かわいい〜〜〜。超かわいい〜。トトロだ〜〜!!!」 はぎゅ〜っとそのでっかいトトロに抱きついた。 「結構前からでっかいトトロ欲しいって言ってたもんね♪」 「今回は1人1人じゃなくて皆で買ったんだ!」 「気に入ったか?」 「うん!もう皆大好き〜。ありがと〜。もう本当かわいい〜。」 はぎゅ〜っとまだ抱きついている。 「あ、そうだ。私もプレゼント持って来たんだ〜。」 「でもちゃんプレゼント交換するつもりでプレゼント持参って書いたんだろ?」 「そこは抜かりないわよ!」 はびっと親指を立て自分の大量の荷物(制服やなんかもあるので)から袋を出した。 「・・・・袋っスか?」 「へへへ〜。じゃ〜〜〜ん!」 はその袋の中から色とりどりのクリスマスカードを取り出した。 「それの手作り?」 「もっちろん!」 「もしかしてそれで夜更かしばっかりしてたの?」 「まあね。だって周助の前じゃ作れなかったし。」 「そっか。ごめんね、まさかこれで夜更かししてるとは思わなかったんだ。」 「別にいいよ♪私が好きでやった事だから。」 はニッコリ笑って1人1人にカードを渡していった。 「あ、全員デザインが違うんだ〜。俺と大石の全然違うもん。」 「そりゃ同じにしたらつまんないでしょ〜?」 「何か1人1人にあってておもしろいね。」 「文章も人によってまちまちなんだよね〜。どおかな?」 「先輩凄いっスね。俺のプレゼント編みながらこんなのも作ってたなんて。」 「そこは〜、根気と気力でね☆」 はパチンとウィンクして見せると、レギュラー陣の顔がポポっと赤くなった。 「クスッ。ったらかわいいね。」 「また〜、周助からかわないでよ〜。」 「そう言えばちゃんは交換用のプレゼントも用意してるんじゃなかったっけ?」 「あぁ、そうそう。これどーしよーかなぁ・・・・。」 「何にしたの?」 「えっとね〜・・・・・・あれ?」 はカバンの中をごそごそと探すが・・・・・・どうも見つからない。 「なくなっちゃった・・・。家に置いて来たのかな〜?ま、大したもんじゃないんだよ。」 「でも知りたいっスよ〜。」 「手作りの写真たて・・・。しかもテニス部の写真を入れてもらえるように青学カラーにしちゃった。」 「青学カラーなんてありましたっけ?」 「レギュラージャージの色に似せて作ってあるんだ〜。じゃあ忘れてきちゃったし私が使おう。」 そしてすったもんだがあった(?)クリスマスパーティーは終わりを告げた。 「、越前くんとどこ行ったの?」 「ん?えっとねー、イルミネーション見てクリスマスツリー見て〜。」 「へぇ〜。」 「あとプリクラも・・・・って、あ・・・。」 「どうしたの?」 「な・・・・何でもないよ〜(ニッコリ)」 は慌てて笑顔を作ったがもう遅い。不二にはバレバレである。 「へぇ〜。この期に及んで僕に隠すんだ〜。ひどいなあ。」 「・・・・わかったよ・・・。」 と言っては自分のカバンからプリクラを取り出した。 「ふ〜ん・・・・(開眼)」 「あ・・・あの周助?」 「とってもかわいく写ってるじゃない♪」 「え・・・そお?」 「うん♪」 はこの時気づいていないがこのプリクラを見た後不二がリョーマに何かしたのは 言うまでもない。その内容は・・・・・リョーマしか知らない・・・・。あ〜・・・・恐っ・・・・ ちなみにの写真立ては不二がとのツーショットを入れるために不二がいただいちゃったらしい。 BACK |