Where is.........?


今日はある冬の日。

「今日も寒〜い。」

寒い日でも洗濯物は干さなければならないのがツライですね。

「♪♪♪♪♪♪〜」

「おっ!」

の耳にあるメロディーが聞こえてきては何か思いついたように走って行った。







「大石、はどこへ行ったんだ?」

ちゃん?そういえば竜崎先生に呼ばれていたよ。」

「そうか。」

手塚は大石に礼を言うとを捜しに職員室へ向かった。

?用事ならずいぶん前に終わって帰ったぞ。」

「そうですか。失礼しました。」

手塚は職員室を出るとまたテニスコートに戻って行った。

「手塚?さっきから何か捜しているの?」

「あぁ。に用事があって捜しているんだが…。」

「あれ?ちゃんなら買い出しに行ったんじゃないのかい?」

「(ニッコリ)」

ダブルス練習をしていた河村が答えるが不二は何かを含んだような笑みを浮かべたまま。

「不二、何か知っているのか?」

「知ってても教える気0だけどね♪」

「…………」

手塚はニッコリと笑う不二を無視して部室の方に行ってしまった。

「不二、本当に知らなかったのかい?」

「知らないよ♪さすがの僕もの行動は把握できないし♪」

ニッコリと黒い笑顔で笑う不二に苦笑いしかできない河村だった…。







「…部室にもいない…一体どこへ行ったんだ…?」

部室はもぬけの殻。けれど部室はキレイ。

「あれ?手塚じゃん。何やってんの?」

「あぁ、菊丸。を知らないか?」

「ん?部室にいないのかー。じゃあ俺も知らない。」

「そうか…。」

の居場所なら乾に聞けばいいじゃん。何たってデータマンだし。」

「…それもそうだな。」

手塚は部室をあとにするとデータマン乾の所に向かった。







その頃・・・・話題のは・・・・・??

「あれ〜?確かこっちから聞こえたような・・・・・。」

何かを探しているようですね・・・・・。

「♪♪♪♪♪♪〜」

「あ!あっちだ!!」

はその音のした方へ走っていった。・・・・・皆が探しているとも知らずに。

「乾、を知らないか?」

・・・・?さぁ見てないが。」

先輩なら洗濯しに行ったっスよ。」

「本当か?」

「・・・・っス。まだたぶんやってると思うっス。」

手塚はまた来た方へ戻り今度は物干し場の方へ走っていった・・・・

「(カキカキ)」

「・・・・・先輩もしかして洗濯しに行ってるって知ってたんスか?」

「データで言うと95%そうだったからな。」

「・・・・・・・・何で黙ってたんスか・・・・。」

「いいデータが取れそうだったからだ。(逆光)」

この人は敵に回したくないと改めて思った海堂だった・・・・・・。







「洗濯の途中・・・・・またいないのか・・・・。」

さすがに眉間の皺が増えてきてしまった・・・・ヤベエヤベエ・・・・。

「部長ー先輩知りません?」

「俺も今探してる所だ。お前もに用事か?」

「そうっス。洗濯しに行くって言ってたんスけど・・・・・いないっスね・・・・。」

桃もキョロキョロ探すもその辺にはいない様子・・・・

「これだけ探してもいないという事は・・・少し心配だな・・・・。」

「そうっスね。」

結局手塚はレギュラー陣を集合させのいる場所を問う。

先輩ならさっき校門出てくの見たっス。」

「本当か?越前。」

「何かサイフ持って走ってたっス・・・・。」

「「「「「「サイフ?」」」」」」

・・・・・@今日は寒い。A今は冬真っ只中である。Bサイフを持って走っていく・・・・・と、いえば?

「やっほー。皆ー差し入れ買ってきたよ〜!!」

が腕に袋を抱えて走ってきた。

!一体どこに行ってたんだ!!!」

「・・・・・ごめんなさい。」

は手塚に怒鳴られしゅんとしてしまった。

?一体何を差し入れに持ってきたの?皆心配してたんだよ。」

「・・・ごめん。でも今日寒いから・・・・・ほら!焼いも〜〜!」

「「「「「(やっぱり・・・・・)」」」」」

は焼きいもを袋から出すと1人1人に渡していった。

「アツアツのうちにど〜ぞ。」

「でも〜石焼いもって高くない?」

「ヘーキ。おじさんにたくさんまけてもらっちゃった。だから遅くなっちゃったの。」

「クスッ。それじゃあ仕方ないよね♪ねぇ手塚?」

「・・・・・そうだな。」

手塚はさっきの怒っていた気持ちなどどこかへ飛んで行った感じでの頭をぽんぽんと叩いた。

「そういえば、洗濯がまだ途中だったぞ。」

「あ、ヤベ・・・・焼いも食べたらやるよ。」

「でも本当おいしいっスね〜。もっと食いたいっス。」

「足りないっスね。」

「・・・・2人とも少しは遠慮した方がいいんじゃないか?」

「まだあるよ?」

が言うと・・・・桃とリョーマの目が輝いた。

ちゃんそんなにおまけもらったの?」

「うん。何かね〜意気投合しちゃってね♪」

「きっとがかわいかったからだよ!」

「だとうれしいね〜。」

はニッコリと笑いながら焼きいもにぱくついた。

「そうだ、。部活の事でちょっと相談があるんだが・・・・。」

「あ、もしかしてそれで捜してた?ごめんね〜じゃあ部室行く?」

「あぁ、そうだな。」

は焼きいもにぱくつきながらうれしそうに手塚と部室に向かって行った。

「・・・・・・何か部長だけいい思いしてないスか?」

「あ!先輩から焼きいももらうの忘れたぜ!」

「桃!俺も行く!」

そして桃と英二は邪魔者として部室に乗り込んだのだが結局・・・・・グラウンドを走らされたのだった。





「い〜しや〜きいも〜や〜きいも。い〜しや〜きいも〜やきたて♪」

そんな歌が流れていた冬のある日だった。





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