アンラッキー★DAY


誰にでも運が悪い時はあるものです。
でもこんなに悪すぎるのってないんじゃないの!?





「ふえ〜〜!!遅刻するー!!!」

は不二家から青学までの道のりを必死こいて走っています。

「今日に限って周助起こしてくれないんだもんなー。」

が、の努力も虚しく10分オーバー。

・・・グラウンド10周。」

「・・・・行ってきます。」

はがんばって10周走り終わりすぐさま不二に詰め寄った。

「周助〜!どうして起こしてくれなかったのよー!」

「クスッ。だって気持ち良さそうに寝てたし。」

「いつもなら叩き起こすくせに〜。」

「ごめんってば。」

「む〜。」

そして朝練も終わり制服に着替えて教室に向かう途中・・・・

「クスクス・・・・ほら、あいつよあいつ。」

「本当。これぐらいでやめてあげるなんてうちらも優しいよね。」


は耳がいいのでなんだろうと上を向いた途端・・・・

バシャッ!!

「うぎゃー!!冷てぇー!!!」

「「「「「「「「!!(ちゃん、先輩、)(!!)」」」」」」」」

どうしたの!?」

「何か上から水が落ちてきてさ・・・・。」

ちゃん風邪引くよ。はいタオル。」

「ゴメン大石。」

そしてがキッと上を睨みつけるとさっきのクスクス笑い声はもういなかった。

制服濡れちゃってるよ。着替えてきたら?」

「うん。ジャージかなんかに着替えてくる。先行ってて。」

がタッタカ走っていった後不二が皆に言った。

「誰か見た?」

「俺見たっスよ。前に先輩のこと呼び出してた人っス。」

「じゃあ手塚のファンクラブか・・・・。」

もちろん不二がその女子生徒たちに何かしたのは言うまでもない。







「ねぇ?目立つよね。このカッコ。」

朝から何回目だという質問を茜に投げかける。

「目立つのはレギュラージャージだけじゃないわよ。」

「何でよ。それ以外に何で私が目立つの?」

体育祭やら文化祭やらで人気があがってるらしいわ。」

「ふーん。私なんかに・・・・変なの。」

「(そしたら男テニ軍団も変になるってことね・・・。)」

「あ、そうだ。今日お昼持って来れなかったのよ〜!!」

「あぁ、不二君が起こしてくれなかったんでしょ?」

「うん。じゃあ購買行って来るね〜。」

は急いで購買に向かったが既に売り切れ状態だった。

「ごめんね〜。いつもの子が最後の全部買ってちゃったのよ。」

「桃だ!!」

標的を定めたは一目散に桃を探しに行った。だがしかし今日は
ツイてないらしく階段から転げ落ちそうになったり何もない所でこけたり・・・

「あ、桃〜!!私に何かめぐんでよ〜。」

「ん?あれ先輩どうしたんスか?」

既に桃の前にあるものは食い散らかしたパンの袋の山・・・・

「あー。遅かった・・・・。」

「だからどうしたんスか?先輩。」

「・・・・何でもにゃい・・・・。あー!ついてなーい!!」

ひとしきり叫んだ後は教室に向かってトボトボと歩き出した。

「???変な先輩だな〜。」







そしてその日の放課後・・・・

「あー。お腹減ったなー・・・・・。」

今日は部室のお掃除。相変わらずお菓子の袋とかだらけです。

「全く・・・・こんな散らかしてるのは英二辺りね・・・・全く。」

はせっせと掃除をしてもう少しで終わり・・・という時にイヤな気配を感じた。

「・・・・・・まさかね?」

かさかさかさかさ・・・・

「・・・・・きゃーーーーー!!!!!!!」

の叫び声はコートにもバッチリ聞こえた。

「「「「「「「「!!(ちゃん、先輩、)(!!)」」」」」」」」

皆練習も忘れて一目散に部室へ走り出した。

「「「「「「「「だいじょうぶ?(っスか?、か?)」」」」」」」」」

「うえーーーー。助けてー。」

はそばにいた手塚に抱きついた。

「//////・・・・どうしたんだ?」

手塚は少し動揺しながらも優しくに問いかけた。

「ふええー・・・・。」

はもう本泣き状態である一点を指さす事しかできなかった。

「あ、なーんだ。ゴキブリか。」

「クスッ。僕のをこんなにまで泣かせるなんて罪なゴキブリだね♪」

「それより部長。いつまで先輩のこと抱きしめてるんっスか!」

越前がバリッとを手塚から離すと同時に・・・ピカッと閃光が走り・・・

ゴロゴロゴロゴロドッカーーン

「うきゃああーー。カミナリ〜〜〜〜ι」

今度はリョーマにだきついた。そしてさらに泣きじゃくる。

「うええー・・・・。ひっく・・・あいつは?」

「だいじょうぶだよ。ちゃん。退治しておいたから。」

大石が優しくの頭をなでた。

「あ・・・ありがとう。」

その時ぐ〜〜〜〜。っとのお腹がなった。

「///////////うにょー。」

ちゃんお昼食べてないの?」

「うん。」

すると河村がカバンからパンを出してくれた。

ちゃんこれあげるよ。」

「いいの!?ありがとタカさん・・・・・きゃーーー!!!またいたーーー!!!」

またもや現れたアイツ。+カミナリのせいでの叫び声はとどまる事がなかったと。

「やっぱり今日はついてないよ〜〜〜〜!!!!!」

さん。ご愁傷様。





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