鬼はうち?福もうち?


2月3日。本日は節分でございます。

?朝からなんでそんなドタバタしてるの?」

「あ〜周助〜今日節分でしょ?だからお豆作ってるの。」

「豆?」

は台所を行ったり来たりして豆を炒っているようです。

「豆なんか炒らないで買えばいいじゃない。」

「ダメよ。効果が薄れそうだから。」

「・・・・・何の効果?」

「来年の全国制覇。だって〜今の3年が抜けたら超心配なんだもん。」

「でも?節分はそういう事お願いする日じゃないよ?しかも早くしないと遅刻するし。」

「え〜うっそ〜〜〜〜。」

豆をパッとつめて2人ダッシュで学校に向かい、何とかセーフでした。







「それで遅刻ギリギリだったんだ〜。」

「疲れた〜〜〜・・・・。」

ったら節分の意味取り違えてるから。」

「それカンケーないじゃ〜ん。」

「ん?節分に何かするつもりだったの?」

「来年の全国制覇を願って♪」

「・・・・それは、初詣とかの方がご利益ありそうだけど。」

英二も呆れてを見ます。

「だって〜もう本当うちら卒業した後心配なのよ〜私男装してがんばろうかな・・・。」

「「それは絶対ダメ!」」

「冗談よ〜私じゃ大した戦力にならないし〜。」

「そうじゃなくて〜が一緒に高校行かないのはさみしいって事!」

「はいはい。あ、そうだ。鬼のお面がない!」

は急に思い出したように手をポンと叩いた。

「クスッ。鬼のお面がなくたって鬼が出来る人いるじゃない♪」

「え、あ、・・・・そうだね〜。(あと周助って魔王もいるしね。)」

?何か言った?(黒オーラ)」

「何でもないで〜す。」

はニッコリ笑ってごまかしたが不二は気づいているのかいないのか・・・・

「じゃあ〜俺がお面作る!」

「本当〜じゃあ赤鬼で作ってね〜。」

「?何で赤鬼?」

「何となく〜鬼って言ったら赤鬼だもん。」

「ふ〜ん。ラジャー。」







そして放課後。部活があるにも関わらずレギュラー陣だけ(元含む)部室集合。

先輩〜部活どうするんスか?」

「だいじょうぶ、他の部員はグラウンド走らせといた。」

「・・・・・もしかして豆まくんスか?」

「もちろん。本日は節分でーす。」

「ここで豆まきやるんスか?」

「そうだよ〜お清めお清め。じゃあ、はいくじ引いて。」

は後ろからパッとクジを出した。

、何のくじなんだ?」

「もちろん鬼を決めるんだよ〜私が作ったから公正なクジでーす。」

「そうだな、が作ったなら安心だ。」

乾の言葉にアノ人以外うなづいた。

「さぁさぁ引いて〜。」

いっせいにパッとクジを引いて当たったのは・・・・・・・・・・







「・・・・・・(怒)」

「手塚、ちゃんとクジだったんだからそんな顔しないの〜。」

「手塚なら俺の作ったお面はいらないじゃん!」

「英二、手塚に聞こえたら怒られるよ。」

「もう聞こえている!菊丸グラウンド20周!(怒)」

「え〜!何でだよ〜。」

「英二、部長命令なんだから行ってきなよ♪」

「豆は後でまかせてあげるよ〜。」

に見送られ英二はしぶしぶグラウンドに向かった。

「さぁ豆持った〜?せーの!」

「「「「「「「「鬼は〜外!福は〜内!」」」」」」」」

「・・・・・不二!本気で投げるんじゃない!」

「クスッ。やだなぁ僕じゃなくて桃だよ♪」

「不二先輩!罪を擦り付けないで下さいよ!」

何気に日頃の鬱憤をはらそうとしているんでしょうか・・・・?

「でもー、思った。鬼部長を外にしたらいけないね〜。」

、軽く鬼部長とか言うな。」

「じゃあこうしよう。鬼はー内、福もー内。そして全国せーは!!」

「・・・・先輩何スか最後の全国せーはって・・・・・。」

「いいのいいの。とりあえず叫んどけばできるから〜。」

ちゃん・・・・それ結構テキトーだよ・・・。」







そして、グラウンドを走らされた英二も戻ってきてさぁ豆を食べましょう。

「えっと、年の数より1個多く食べるんだよね〜。」

「じゃあ結構多く食べる人もいそうだね♪」

「不二・・・グラウンド走ってくるか?」

「ヤダなぁ手塚。手塚だとは一言も言ってないよ♪それとももう自覚済み?(ニッコリ)」

「・・・・・・・・・・・・。」

とりあえず豆を配り終わりお願い事をしながら口へ。

「(全国せーはできますように。)」

レギュラー陣は・・・・どうやら初詣と同じ事願ってるようですね。

、口あけて。」

「あー・・・・・・?」

不二はの口の中へ余っていた豆を2つポイッと入れました。

「豆?私もう年の数食べたじゃん。」

「その豆はお願い事用だよ♪」

「じゃあ全国せーは出来るね〜よかったよかった。」

不二の事だからずっとの年齢の事を考えていたんでしょう。さすが大魔王様。







「あ〜〜俺豆まいてない。」

「あ、そっか。じゃあテニスコートにお祓い用としてまいてくる?」

、それはやめておけ・・・・・。」

「冗談だよ〜じゃあ、余ってる豆一緒にまいてこよっか。」

「おう!早く行こ行こ。」

英二はレギュラー陣に止められる前にパッと出て行った。

「菊丸は明日野菜汁決定だな。」

「乾、メニューも強化メニューにしたら?」

英二はいい思いをしたのかしないのか。まぁ、豆まきできてよかったね☆





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