Hello My NewFrieds!?


「明日の部活はコート整備のため中止とする。」

もうすぐ関東大会だというのにタイミングが悪いとはこの事。
一部レギュラーにとっては久々の休みでホッとしているのだが…?

「レギュラー陣は校外にコートを取ってあるのでそこで練習だ。あと桃城も来い。」

「へーい。」

「明日何かが起こる確率90%だな。」

「何かって何だ?乾。」

「それは俺にもわからん。」







そして次の日乾の予想が当たるかは定かでないが、練習が始まろうとしていた。

「青学テニス部の皆様ですね。3、4番コートをお使いください。」

「ありがとうございます。」

手塚は受付の人に一礼すると先頭に立って歩き出した。

「ねぇねぇ大石校外練習する時も皆レギュラージャージなの?」

「特に決まってるわけじゃないけど皆習慣づいてるんじゃないかな?」

今日スコートでテニスすんの?」

今日はも特別に参加。上はウェアを着ているがまだスコートにはなってなくジャージをはいたまま。

「うん。いちおね。見苦しいかもしれないけど。」

「そんな事ないっスよ。先輩はかわいいっス。」

「わー。いいこと言うね。リョーマ。ありがと。」

そして3、4番コートにつくと、隣の1、2番コートに何やら見たことある連中がいた。

「あれ?もしかして氷帝もここでテニスしてるのかな?」

「そうみたいだね。」

「・・・・・・さっさと始めるぞ。」

でも、レギュラージャージを着ている青学は目立つのである。そして唯一の女であるも。

「あー、やないか。どうしたんこんなところで。」

一番最初に見つけた忍足がに近寄ってくる。

「見ての通り練習だよ。私も今日は参加するの。じゃあね。」

バーッと早口で言い、着ていたジャージを脱いでは練習に参加した。







、だいじょうぶか?疲れたら休んでていいんだぞ。」

いくらテニス経験があるとはいえレギュラー陣と同等の量はやはり無理だったようだ。

「うーん・・・じゃあお言葉に甘えて・・・。」

はふへーっと息をはいてベンチに座る。そこに目をつけた氷帝の正レギュラーたち。こぞっての所に寄って来た。

、だいじょうぶか?」

「・・・・・・・・・。」

、無視せんといてや。」

「今練習中だもん。」

「じゃあ質問答えてーな。どうして仲良くしてくれないんや?」

「前にも言ったけど敵とは仲良くしないの!」

「でも、お前不動峰とは仲良いよな。」

「う゛・・・・・・。」

「ルドルフの不二裕太とも仲良いって聞いたぜ。」

「裕太くんは家族だもん。」

「山吹中の壇とも仲良さげやったな〜。」

「う〜〜〜〜〜・・・・。」

氷帝の質問攻めについにはポロポロと泣き出してしまった。

「「「「「「「(ちゃん、先輩、)!!」」」」」」」

「おい。うちのマネージャーに何をする。」

手塚がをかばって前に出た。

「お前がキビしいからちゃんは俺らと仲良くしてくれないんだ!!」

「違うもん。私が自分で決めたの!友達は増やしたいけど仲良くなりすぎるのはダメなの!!」

「おい、手塚。お前んとこのマネが誰と仲良くしようがマネの勝手だよな?」

「何が言いたいんだ跡部。」

、友達ならええやろ?」

「この前は俺と付き合わへんかって言ったくせに。」

「あれは却下や。お互いのことあんま知らんちゅーのもあれやからな。」

「・・・・・・友達ならいいのかな?ねぇ手塚。」

「・・・・・・。」

ダメだって。氷帝と付き合うとロクなことないよ。」

英二がぎゅっとを抱きしめて言った。

「そうなのかな?」

「おい菊丸。余計な事ふきこむんじゃねぇ。」

「ねぇ、は仲良くなってもいいけど仲良くなりすぎると試合の時どっちの
応援していいかわかんなくなっちゃうから敵とは仲良くしないって言ったんでしょ?」

「うん。そうだよ。まして付き合うなんてことになったら余計大変だもん。」

「別に青学との試合は応援しなくてもええけど、他校だったらええんやん。だから友達になろうや。な?」

「そっか、そういうことかー。なーんだ。簡単じゃんね。」

単純なはまんまと忍足にのせられてしまった。

「じゃあ、これからはもう友達ね。あらためて、です。よろしくね。」

ニッコリと笑うとの前にいた氷帝の正レギュラーたちの顔が赤くなった。

「俺は向日岳人。よろしくな!」

「俺は宍戸だ。よろしく。」

「自分は鳳長太郎っス。よろしくっス。さん。」

「ウス。」

「うーん。じゃあ、皆なんて呼んで欲しい?」

のその一言に青学レギュラーはギョッとなった。

ちゃん何もそこまでやらなくてもさ・・・。」

「うんうん。」

、俺のことは侑士って呼んでや。」

俺のことは景吾と呼べ。」

「長太郎って呼んで下さいっス。」

「宍戸って呼んでくれ。」

「俺は・・・」

「あなたはがっくんで決まり。さて練習に戻ろうっと。」

こうしては青学レギュラーの心配もむなしくついに氷帝と友達になってしまったのである。

「でも所詮友達は友達。も付き合う気はないって言ってたから安心だね♪」

「心配だにゃ〜。」

先輩って単純だから目を離すと危ないっスね。」

「皆早くやろーよー。」

レギュラーたちの心配をよそには思う存分テニスを楽しんだのだった。





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