Dream in パニック! |
「…あれ?私寝ちゃってたのかな?」 部活中眠くて座った所までの記憶しかない。 「大変だ。早くコートに戻んないと…。」 扉を開けると…そこにはネコ耳をつけた人がいました。 「…ゆめ?」 目を擦ったりほっぺたを抓りますが…醒めません。 「…変な夢〜…。」 「ーーー!!」 「イタッ!…ん?痛い…?」 「〜不二がイジめるー。」 「…英二、痛いぐらいぎゅーってして。」 振り向かず前を向いて英二に言いました。 「…どったの?。」 「私変な夢見てるから早く目を覚ましたいの〜。」 「夢?」 「だって…皆ネコ耳としっぽがついてるんだもん。」 が恐る恐る振り返ると英二には違和感なくネコ耳としっぽがついてます。 「…うわ…可愛い…。」 「だってちゃんと可愛いネコ耳ついて…ないじゃん!」 抱き着いてきたくせにいまさらな発言をする英二です。 「私にネコ耳ついてるわけないじゃーん。」 「た…大変だにゃー!!」 「え?何が大変なの?ちょっ…英二!!」 の手をグイグイ引っ張って英二はコートにダッシュしていきます。 「…一体どういう事なんだ、。」 「…手塚、それはこっちのセリフだよ〜。」 ネコ耳としっぽをつけたレギュラー陣に囲まれはドキドキしています。 「まさかちゃんにネコ耳がないなんて…。」 「もー大石までそんなネコ耳つけて超まじめに言わないでよ〜。」 「?どういう事かきちんと説明してくれるかな?(ニッコリ)」 血統書がつきそうな耳としっぽをつけて不二がに聞いてきます。 「だからー起きたら皆がネコ耳だったの!」 「それじゃ理由にならないっス。」 下から見上げてくるリョーマには顔が赤くなります。 「…先輩?」 「…やっぱ可愛い〜vv」 「「「「「!!?」」」」」 「先輩?!…ちょっ…苦しいんスけど…。」 「あ、ゴメン!」 はたと我に返り、はリョーマを離しました。 「…どうしたんスか…いきなり…。」 「おチビまんざらでもなかったくせに〜。」 「(怒)」 「いって!!こんのぉ〜!」 足を踏まれたお返しにと英二はリョーマの頭をぐちゃぐちゃにします。 「……。」 「ちゃん?どうかした?」 黙ったまま英二とリョーマのやりとりを見ていた。 「…ちゃん?」 「ネコがじゃれあってる…。」 ちなみには犬よりネコの方が大好きです。 「…可愛い〜vv」 「それで?結局のネコ耳はどこいったんだろうね?(ニッコリ)」 さっきからどす黒いオーラを纏っている不二が尋ねます。 「どこ行ったも何も私にネコ耳はついてないでしょ?」 「んなまさか〜。ないなんて事ありえないっスよ〜。」 三毛猫みたいな耳とシッポをつけ桃が笑います。 「…も〜。一体何なのよ。何かのドッキリ?」 「だからね、。」 まだ信じていないに不二が神妙な面持ちで話し始めます。 「ネコ耳がついてないのはね…。」 「…。」 「…聞いてる?」 「…うん。…聞いてる。」 うんうんと頷きながらは不二から目をそらせていきます。 「じゃあ何で目そらすの?」 「……直視できないんだもん…。」 レギュラー陣全員ネコ耳がついてないを物珍しそうな、寂しいような 目で見てくるのではドキドキして顔が自然と下を向いてしまいます。 「周助、ちゃんと聞いてるからさっきの教えて?」 「だからね、ネコ耳がないっていうのは…」 「……!」 「ん〜私にネコ耳なんてないってば〜!」 「〜起きて!」 揺すぶられはゆっくりと目を開けます。 「…英二?」 「〜!不二がイジめる!」 「…なーんかさっきも聞いたセリフ…。」 が怖々英二の方を見ると…? 「ネ…ネコ耳!!」 「〜不二がぁ〜!」 「…オヤスミナサイ…。」 「は!?ちょっと!寝るなってば〜!!」 英二の叫び虚しくは机に突っ伏して再び寝てしまいました…。 「ーーー!」 〜オマケ〜 部活終了直前になってようやく現状を理解した。 「なんだ〜そんな事だったのかー。」 「そんな事じゃないってば!不二どーしてくれんだよコレ!」 自分のネコ耳を引っ張りながら不二に食ってかかる英二。 「お風呂で頭洗えば取れるから安心しなよ♪」 「そっか〜なら安心…ってー!風呂入るまでこのまま?!」 「周助、何で英二にこんな事したの?」 「え?英二は実験台だよ♪(ニッコリ)」 「「実験台?!」」 不二は楽しそうに頷きます。 「本当はにつけてほし」 「手塚〜!周助が良からぬ事考えてる!」 「何!?不二、グラウンド20周!!」 「…チッ…。」 開眼して舌打ちすると不二はしぶしぶグラウンドにいきました。 「、そういやさっきうなされてたけど何の夢見てたの?」 「…な、内緒。」 「えーますます気になるんだけど!」 「でも教えないよ〜。」 「教えてくれたっていいじゃーん。」 「…手塚ー!!」 「菊丸!グラウンド20周!!」 「何でだよ!」 今日は英二にとって散々な日のようです…。なーむー…。 BACK |