こんな時だけ神頼み |
お正月。はただ今お着替え中。 「ちょ・・・由美子さん苦しいです・・・。」 着物の帯をキツク締められうぅ…とうなる。 「あら・・・・ちゃんお餅食べ過ぎた?」 「う・・・・そうかも・・・・。」 「よっし。できたわよ。それにお化粧もして〜。」 なんだか由美子がウキウキしてる・・・・。 「由美子さんうれしそうですね・・・・。」 「だって自分の手で女の子がかわいくなるのってすごい楽しいわよね。」 「だからそんなに気合い入ってるんですね。」 「そうよー。だって周助も裕太も化粧させてくれないんだもの。」 「(そりゃ・・・そうだよ。男の子だし。周助は美人さんだけど。)」 「はい。できたわよ!」 由美子の手によって化粧させられた。ちょっぴりおすまし風。 「ー早く行かないと手塚に走らされるよ。」 外から不二の声が聞こえた。 「え、あ、今行くってば〜。由美子さんありがとうございました。行ってきます!」 「はい、行ってらっしゃい。」 不二は既に外にいてを待っていた。 「周助ゴメ〜ン。」 「また姉さんが張り切ってたんだね♪」 「うん・・・、どおかな周助?変じゃない?」 赤を基調とした着物を纏っている。化粧もして少し大人っぽく見える。 「キレイだよ♪じゃあ行こうか。」 「うん。」 歩き始めるとはすぐ不二に遅れてしまう。 「だいじょうぶ?」 「上手く歩けない〜。」 「じゃあ手つないであげるよ♪」 「ありがとv」 不二はの手を引いて待ち合わせの神社に向かった。 「たち遅いな〜。」 「ちゃん着物着てくるって言ってたからね。」 「先輩の着物楽しみっスね〜。」 すると向こうから小走りに不二とがやってきた。 「皆ごめんなさ〜い。遅れちゃった。」 「かわいい〜〜〜vvv」 「ありがと英二。」 「・・・何で不二先輩なんかと手つないでるんスか?」 「周助が転ばないようにってね。」 「えー不二だけズルイ〜〜!!」 「クスッ。同じ家に住んでるんだもん。当たり前でしょ?」 「でも抜け駆けっスよ〜!」 不二の周りでぎゃーぎゃー騒いでいると・・・・あれ?は?? 「あ、がいない!」 「さっきまでそこにいたのに・・・・。」 その頃は? 「2人とも〜。だいじょぶだってば〜。」 「いや、念には念を入れてな。」 「そうそう。ちゃん時々危なっかしい時あるし。」 両側から元部長元副部長に支えられていた。 「・・・何かずるいっスね。」 「海堂・・・あの2人に逆らう方が恐いぞ。」 「大石は最近黒いって噂が立ち始めてるからね・・・。」 ・・・・そんな事言ったら黒い逆襲劇が始まっちゃうでしょ!! 「あれ?そういえば周助たちは?」 「そろそろ来るんじゃないか?」 先に上りきった一行は下でギャーギャー騒いでいた不二たちが来るのを待っていた。 「何お願いしようかな〜。」 「なんだかちゃんはいっぱいありそうだね。お願い事。」 「いっぱいあるよ〜。でも1番叶えて欲しいのは・・・・何だろなぁ〜・・・・。」 が額に人差し指をあてうなっているとものすごい勢いで残り4人が上がってきた。 「ひどいよー!先言っちゃうなんて!!」 「まぁまぁ、じゃあお願い事しましょ。」 ガランガランガランガランガランガランガランガランガランガラン・・・・パンパン! 「「「「(今年こそ(先輩)が俺(僕)のものになりますように。)」」」」 おいおい。 「(・・・・今年は平和な1年でありますように。)」 胃の方もお願いしといた方がいいんじゃない? 「(今年もいいデータが取れますように。)」 今年も!?去年はいいデータ取れたんだ・・・。 「(・・・強くなれますように。)」 うんうん。薫ちゃんらしいね。 「(店が繁盛しますように。)」 えらいなタカさん。お店思いだ。 「(今年もいい年でありますように。)」 ・・・・・普通だな手塚。 「(今年も皆でいっぱい楽しめますように!あと彼氏もできたらいいなv)」 2つは無理でしょ・・・・と、まぁそれぞれ個性的なお願い事をして・・・おみくじコーナーへ。 「おっみっくっじ〜!」 とりあえず全員引いてみる。 「「「「げっ!!」」」」 「「「「「ま、こんなものか。」」」」」 「♪」 結果・英二・桃・リョーマ→凶、河村・乾・海堂→小吉、手塚・大石→中吉、不二→大吉 「初っ端から凶か〜・・・・。」 「ツイてない・・・・。」 凶組は凹み気味・・・・そして新春初詣大会(?)は普通に終わった。 「周助大吉だったんでしょ?」 「うん。」 「いいなぁ〜。」 「だいじょうぶだよ。僕と一緒にいれば。」 「何で?」 「一緒にいれば中吉くらいにはなるよ。」 「半分でわったら小吉じゃない?」 「いいんだよ。大吉の方が強いから♪」 「そっかー。」 ・・・・いや、そこで納得しちゃダメでしょ。 「今年もヨロシクね周助!」 「こちらこそ♪」 今年も皆さんがいい年でありますように。A HAPPY NEW YEAR!!!! BACK |