打倒花粉大作戦! |
今日も青学テニス部は朝練。ところがマネージャーのが…? 「…お゛は゛よ゛ー…。」 「!?どしたのその声。」 「…花粉症だよーキツイ…。」 心なしか鼻が赤く、目も潤んでいます。 「大丈夫っスか〜?花粉症辛いっスからね…。」 「とか言いながら桃はヘーキじゃない!」 そう。桃だけではなく、レギュラー陣は花粉症知らず。 「私ちゃんとヨーグルト食べて花粉症予防してるのにー。」 「…ヨーグルトって花粉症に効くんスか?」 「そうだよー。私今までずっとそうだったのに…。」 息をするのも苦しそうなはずっと不貞腐れたまま。 「っていう事だから手塚、今日は部活休んでいい?」 「…俺に聞くな。」 「あ、そっか。桃城部長!今日はお休みさせて頂きます!」 「…俺らの代になってんのに先輩達暇なんスね。」 桃がやれやれとため息をついた。 「だってがいるしー。」 「英二お゛も゛い゛ー。」 「ちゃん大丈夫かい?」 「もー大丈夫じゃないー。」 ちゃんと息ができないせいか叫んだ後すぐ息切れする。 「あーもう帰るー。」 「ちゃん落ち着いて…。」 「もー花粉症なんてヤダ…!!」 涙を浮かべそうになりながら言うが…涙は花粉に逆効果。 「もー学校も休む〜…。」 「はいはい。そんな事言ってないでちゃんと授業出ようね。」 「…先輩。」 「な゛ぁに゛?薫ちゃん。」 「これ…よかったらどうぞ。」 海堂が差し出したのはヨーグルト味のアメ。 「くれるの?」 「…少しは楽になると思うっス…。」 「ありがとー!薫ちゃん大好き〜〜〜!!」 がばっ!と抱きつくに海堂は対応できず真っ赤になる。 「これで花粉症も怖くない〜♪さぁ周助、英二教室行くわよ!」 「って単純〜。」 「英二と同レベルじゃない?」 「何だと!」 そしてヨーグルトアメのお陰でその日はちょっと快適な生活が得られただった。 ちなみに、後日談としての所にレギュラー陣全員がヨーグルト味の お菓子を持って行ったのは…もちろん言うまでもございません。 BACK |