秋晴れ=遠足日和


今日は秋恒例の遠足の日。

「遠足遠足うっれしいなぁ〜。」

先輩朝からはしゃぐと疲れるっスよ。」

「あ、先輩これ食べます?」

「あ、食べる食べるー。」

「桃それ俺にもちょーだい!」

何だか見た事ある光景ですが今日は遠足。全校生徒が12個のコースに分かれる遠足。
ちなみに達のコースは『河原でアウトドアをしよう!』です。

「全く本当はと2人でくる予定だったのに・・・・。」

不二は朝から黒オーラ全快です。

「仕方がないだろ。が言い出したことだ。」

最初不二はと2人で行く予定で誘ったのですがは結局全員に
コースを言ってしまい結局男テニレギュラー陣はそろってこのコースになったのでした。

「そういえばちゃんが食べ物の準備してたんだよね?」

「すごいたっくさん買うって張り切ってたけど・・・・・。」

このコースはあらかじめ決められた量のバーベキューの材料は用意されてるの
ですが、食べ盛りなため各自用意してくる事が多いのです。

「僕が何買うの?って聞いても教えてくれないんだよ。」

「おそらく肉系だろうな。うちは食べ盛りが多いから。」

さて、予想は当たってるのか当たっていないのか。







「では、5人1組のグループを作って作業を開始してください。」

担当の先生がそういうとたちも班を決めることにした。

「どうしよ・・・・5人だからちょうど2つに別れてー、でもご飯は一緒に食べてー。」

「ここは公平にくじとかはどう?」

不二がそう言ってさっと箱を出した。

「不二・・・・準備がよすぎる…。」

「クスッ。何もないから安心してどうぞ。」

そして結果は・・・・・・・

「えー!そんなぁー!」

「これはいけねぇないけねぇよ。」

「・・・・・俺こっちは嫌っス。」

めでたくと同じ班は手塚・大石・河村・海堂。残りは・・・・・きっと恐怖でしょう。

「クスッ。3人とも文句があるなら食べさせないよ?(開眼)」

「「「・・・・・・・」」」

「うわぁ・・・・あっちはヒサンだね・・・・・あっと食べ物でも出そうか。」

は自分の大きい荷物から材料をごそっと出した。

・・・・そんなによく買えたな。」

「へっへー。実は体育祭のお金があったんだ!」

「あぁ、部活対抗リレーの?でもちゃんどっか行きたいって言ってなかった?」

「だって、思ったよりもお金が少なくて。今までどうしようか考えてたの。」

「それでこんなに食料を買い込んだわけか。」

「そういうこと。でも・・・・ごめんなさい。何にも言わないで勝手に使っちゃって。」

「使い道はこれが一番よかっただろう。さっさと始めるぞ。」

「うん。」

はニッコリ笑って材料を分けた。

「やっぱりそっちは超食べるからたくさんにしとくね。」

「魚介類まであるとは豪華だな。ふむ・・・・このエビは近海モノ・・・・。」

「お米も買ってきたから飯盒炊飯もできるよ♪」

そして2つの班に分かれて道具を準備し始めた。こちらはの班。

「あれ?これはー・・・・・。」

それはこっちだ。貸してみろ。」

手塚はテキパキと道具の準備をしている。

「あ、大石それは背中のわたを取らないと・・・。」

料理の方はタカさんがしっかりやってくれている。こっちの班は安心っと。

「あれ?エージ先輩これどうやるんスか?」

「え?これはー、こうじゃない?」

英二がガチャガチャと道具を組み立てていく。

「違うっスよ。こうじゃないっスか?」

「・・・・・・どれも違うぞ。こうするんだ。」

乾がいてかろうじて道具の準備は進んでいる・・・・・料理は?とても心配です・・・・。

「不二〜・・・・何か変なの入れんなよ。」

「クスッ。出来上がりを楽しみにしてて?」

不二の怪しげな笑みに不二班は誰も文句を言えなかった・・・・・・。







「すっごい。ご飯がちゃんと炊けてる・・・・。」

「当たり前だ。」

先輩こっちも焼けてますよ。」

バーベキューの方もいい感じに焼けている。

「向こうの方が心配だけど・・・・だいじょうぶかな?」

タカさんの予想通り向こうからは英二の悲鳴が聞こえてきた。

「かっらーーーーー!!!!不二!何入れたんだよ!!」

こちらはカレーライスを作ったもよう。不二が作ったから超激辛。

〜。俺にもご飯ちょうだい?」

「英二も辛いもの苦手だもんね。まだ残ってるから食べていいよ。」

「あー、エージ先輩ズルイっス!!」

「そうっスよ。まだまだっスね。」

「周助〜。何入れたの?」

「ちょっと七味を・・・・。」

「もー。皆で食べよ?」

結局不二の辛い料理も皆(と英二は別。)で食べることになった。







「お腹いっぱ〜い。おいしかった〜。」

ご飯を食べ終わると既に英二達は水に入って遊んでいる。

「まだ片付けが残っているぞ。」

「水が冷たくて気持ちいいにゃ〜。」

「エージ。あんまりはしゃぐと転ぶぞ。」

「よし、越前勝負だ!」

「桃先輩俺に勝てると思ってんスか?」

結局片付けは遊んでいない・手塚・河村・海堂でやることになり翌日の練習で残りの人たちは
グラウンド20周を言い渡されたらしい・・・・・。厳しい〜。





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