ボウリングの王子様〜アニプリ編〜 |
某日、お祝いの会というもので招集されたレギュラー陣+α。 「今回負けた者には乾特製疲労回復汁青酢を飲んでもらう・・・・・。」 「乾〜・・・またそんなの作ってきたの?」 「だって対抗して作ってきたくせに♪」 不二がのカバンを指さして言った。 「そりゃあちょっと予感したから作ってきたけど・・・・そんなに量ないよ?」 「俺のドリンクの方がいい〜。」 「こんなもの飲めねえなぁ・・・・飲めねえよ・・・・。」 とにもかくにもこうして青学珍ボーリング大会が始まろうとしていた。 その頃・・・・・腕の治療のためにドイツにいる手塚は・・・・? 「・・・・・っ・・・・?今変な夢を見た気がしたが・・・・あいつらはだいじょうぶか?」 日本は昼でもドイツは夜。というか明け方。手塚は嫌な汗をかいて目を覚ました。 「が今日は皆でどこかへ行くと言っていたな・・・。」 ならばだいじょうぶだろうと思い手塚はまた夢の中へ入っていった。 が、しかし手塚の予感は的中しボウリング大会は大変な事になっていた。 「ぐわぁ!?」 「あぁドリンクドリンク・・・・って気絶してるじゃん。乾のバカ〜。」 「?」 乾はなぜ皆が倒れているかわからずに首をひねる。 「、僕にそのフルーツジュースくれない?」 「今ガーターだから青酢飲むんでしょ〜?飲んだらあげるよ。」 「クスッ。今度はどんな味なのかな?乾??」 クイッと一気に青酢を飲む不二だったが・・・・・すぐにその場に倒れてしまった。 「不二!?不二ー不二ー。」 「周助〜?周助?ダメだわ。周助まで気絶してる。」 「・・・・・青酢恐るべし…。」 「気絶なんかしたらドリンク飲めないじゃない。マッタク・・・・。」 海堂・不二を筆頭に次々とメンバーが青酢に倒れて行くのを見守るしかない。 「おぉ。大石やりおるな。」 「いや、先生も中々。」 「「「「(奴らボウリングマニアだ!!)」」」」 主催者である2人は次々とピンを倒して行く。 「すげー・・・・あの2人。」 「先輩はボウリングやりたくないんスか?」 「何で?」 「今日だってずっと見てるだけじゃないスか。」 「まぁ・・・・害はないから見てるだけの方がいいけどね。」 「「確かに・・・・。」」 と1、2年コンビが話していると、青酢のせいか滑って竜崎と乾が飲むハメになった。 「先生・・・・ハイ。」 「・・・本当に飲まなきゃいけないのかい・・・・・。」 「・・・・・・データだ。」 グイッと一気に飲むと竜崎は案の定倒れてしまった。だが乾はまだ立っている。 「乾?乾はさすがに作った人だったからヘーキだったの?」 「・・・・・・・・・・・やりすぎた・・・・。」 バタッ・・・・。 「あっちゃぁ・・・・。乾もダメか・・・・・。」 「自分で飲めないもの作るなよな・・・・。」 大石は胃が痛くなったのかため息をつきながら胃を抑えた。 犠牲者は増え続け、残るは桃・リョーマ・カツオ・カチローの4人となってしまった。 「よっしゃー!残る9フレ全部ストライクじゃない限り俺達の勝ちだぜ!」 「まぁ、あの2人には無理っスよ。」 が、やはりビギナーズラックか?青酢飲みたくなさにすべてストライク。 「優勝者には・・・・乾特性滋養強壮汁赤酢だ・・・・。さぁ・・・。」 「乾!?」 「「うわぁ〜〜〜〜!!!!」」 優勝者であるにも関わらず赤酢・・・・そして以外の全員が倒れてしまった。 「ちょっと皆〜。起きてよ〜〜〜。」 が起こしても一向に起きる気配はなかった・・・・。 inドイツ。手塚は起きて靴の紐を結ぼうとしたがブチッと切れてしまった。 「縁起が悪いな・・・・。あいつらに何かあったのか?」 今度は迷いもなくに電話した。 PrrrrrrPrrr 『、そっちで変わった事はあったか?』 「え!?変わった事?・・・・・えっとぉ・・・。」 の周りにはレギュラー陣+αが倒れている・・・変わった事は起きている。 『あいつらに何かあったのか?』 「う・・・ううん。だいじょうぶ。今ちょっと皆周りにいないんだけどさ。」 『そうか。何もないならいいんだ。急に電話してすまなかったな・・・。』 「ううん。また何かあったら電話して。うん。じゃあね。」 ピッ・・・・。 「レギュラー陣全員青酢で倒れてるなんて手塚に言えないよね・・・言えないなぁ・・・。」 はハァ〜・・・とため息をついてまた皆を起こしにかかった・・・。 結局全員が回復できたのはボーリング場の閉店間際だった・・・・・。 BACK |