山へ行こう!


「っていうわけなんスよ…。」

「…私は別にいいけど?」

「そんな長くはいないと思うからさ。」

「もちろん!マネージャーとしてついていくわよ!」

が行くなら」

「もちろん僕も行くけどね…♪(ニッコリ)」

「「…。」」



事の起こりはそう…30分前の事…



「山篭りしながら鍛える?」

「最初は俺1人で行こうと思ってたんスけど…。」

「桃1人じゃ心配だからね。」

全国直前に桃と河村は山に篭って鍛えるつもりだ、とに打ち明けます。

「え、じゃあ山に泊まるの?」

「青学の合宿寮みたいなのが近くにあるんだよ。」

「へー。じゃあそこに泊まるの?」

「で、先輩にお願いがあるんスけど…。」

桃と河村が改まった様子でに向き直ります。

「何?」

「そこは、いちお管理人さんがいるんスけど…基本は自給自足なんスよ。」

「え!?じゃあ山菜とか取って料理するの!?」

「いや、食材はこっちから持っていけばいいから。」

「あ、そっか。」

回りくどい言い方をしてきましたが、ようやく本題に入れます。

「俺らトレーニングに集中したいんスよ。」

「うんうん。」

「だからちゃんに料理とか作ってもらえないかな?って…。」

「ってわけなんスけど…。」

と、ここで一番上に戻る、というわけです。





「英二も周助も…タカさんと桃は遊びに行くわけじゃないんだから。」

「俺らだって遊びになんてついて行かないよ。」

「…え、2人も山篭りするの?」

は頭の中で想像してみますが……イメージが固まりません。

「青学の寮って部活の合宿でも使われるからトレーニング機器も揃ってるんだよ。」

「だから?」

「俺らは中でトレーニング。桃とタカさんは外でトレーニングってわけ。」

「なるほど。じゃあ5人で行こうか!」

「「うん!」」

「「…。」」

笑顔の英二と不二とは裏腹に桃と河村は少し残念そう…。

「そうと決まれば早速買出ししてこないと…どれぐらいいるのかなぁ〜…。」

先輩、買出しなら俺付き合いますよ。」

「あ、助かる〜。5人分の食材は1人じゃ持てないし。」

「じゃあちゃん。俺も行くよ。」

「桃とタカさんいるならついでに色々買いに行ってこよ〜っと。」

「「…。」」

力仕事とあっては不二と英二は敵いっこありません。

「それじゃ、行って来るね〜後よろしく!」

「「…行ってらっしゃーい。」」





不二・英二・河村・桃の4人+。山篭り特訓は一体どうなるんでしょう!?





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