赤目の恐怖 |
「のやつよく寝てんな〜。」 「昨日も帰ってきたの遅かったしね。」 「結局何で遅かったわけ?」 「さぁ?は何にも話してくれないんだよね。」 「やっぱおチビと一緒にどっか寄って帰ったからじゃないの?」 「じゃあだってさすがに言うよ。」 「不二に怒られると思って言わなかったんじゃーん?」 英二がニシシと笑うと不二の黒い絶対零度の笑みが襲った。 「そう・・・英二は僕がそんな些細な事で怒るような人だと思ってたんだね♪」 「え・・・いや・・・そうじゃなくて・・・・。」 そんな会話を両隣でやられていただが、一向に目覚めなかった。 そして放課後・・・・。 「んー・・・目がシパシパする〜・・・・。」 「よく寝てたね。もう放課後だよ?」 「そういや・・・社会の先生に呼び出されてるんじゃなかったっけ?」 「あ・・・やっべー寝てたからな〜・・・部活先行ってて〜。」 「「了解。」」 バタバタとその先生の元に向かった。 「目が真っ赤に充血してて切原ほんとアイツコワすぎだよ。バカじゃん。」 その頃リョーマは部活に向かうために部室への道を歩いていた。 「でもあんま覚えてない・・・あの試合負けたっけ?だいたいどーやって帰ったっけ?」 「おっす越前っ!!」 「あ、桃先輩・・・。」 リョーマが振り返るとそこには・・・・目が真っ赤に充血した桃がいた。 「えっ・・・ちょ・・・桃先輩目が・・・。」 桃は「感動しねぇだろ。」とか言いつつ名犬ラッキーで泣き明かしたのだった。 「邪魔だ。ドアの前でウロウロすんじゃねぇ。」 「うわぁ!?か・・・海堂先輩まで・・・」 ちなみに海堂は夜のランニングから結局朝までランニングをして寝不足だった。 「よしっ練習開始するぞ!!」 「!」 現れた残り5人のレギュラー陣・・・全員が全員目が赤く充血していた。 英二はゲームのやりすぎでドライアイに。 大石は決勝の事が心配で不眠症。 乾はデータの分析のしすぎで疲れ目。 不二はサボテンが目に入り、 河村は・・・・・・・・・・・・バーニング!! 「・・・・・・・・・・・・・・・」 それを見たリョーマはドサ・・・っと倒れてしまった。 「え、越前どーした!?」 「おいおチビーーーっ!!」 「――!・・・・・・マ!リョーマ!!」 「・・・・・・・・・うーん・・・。」 「あ、リョーマ気がついた?」 「せんぱ・・・!!??」 ドサ・・・・・・意識が戻ったのだが、またもリョーマは倒れてしまった。 「リョーマ!?リョーマってば〜〜〜!!!」 は昨日の事件で眠れなくて、授業中コンタクトのまま寝ていたため充血していたのだった。 練習中。いやに気合いの入ったリョーマにレギュラー陣は感心したり不思議がったり・・・ 「越前の奴気合入りまくりだね。」 「いや・・・単なる照れ隠し。」 「(ビクッ)」 「ところで越前。そのヒザどうした?」 「・・・べ 別に転んだだけっス。」 「フーン・・・(どーだか・・・)」 少なくともリョーマのヒザの傷に関してはレギュラー陣誰もが不思議がっていた・・・。 「おーい海堂!桃城!ちょっとダブルスの相手してくれないか?」 「待ってたよん大石!」 「わーやっと黄金ペア復活するんだね〜。」 もパチパチと手を叩いて喜んでいる。 「大石の奴・・・何とか間に合った様じゃな。」 「!」 ちなみに竜崎は今日の朝まで決勝のオーダーを作っていて寝不足。 ドサ・・・・・・ 「リョーマ!?」 ―――決勝まであと2日――― 〜オマケ〜 「・・・先輩、目薬あります?」 「あ、丁度切らしてるかも・・・。」 「・・・じゃあ俺買ってくるっス。」 「え、ちょっとリョーマ!私が行ってくるって!」 が止める間もなくリョーマは走って薬局へ向かったのだった・・・・ その日、青学の近くの薬局では大量に目薬を買うリョーマが目撃されたのだった。 BACK |