最強マネージャー?


「結局・・・・・・あのダッシュ波動球あれ以降やらなかったな?」

「俺達警戒してたんだぜ。」

相手2人のそのセリフにくせ者桃はニヤリと笑みを浮かべる。

「ハハ・・・あんな球1試合に1回以上打ったら腕痛めちゃうよ。」

「ええーーっ!?じゃあそれを俺等は意識しすぎてたのかよ!!」

「すげーな。お前ら。負けたぜ!」

黒羽が桃の肩に腕を回し笑って言う。

「どもっ!」

「お前達とまた試合やりたい。」

「ハハ・・・当分カンベンι」

双方ともお互いを認め合い力を出し切ったとても気持ちのいい試合だった。

「タカさん!ちょっとこっち来て!」

「どうしたのちゃん?」

は河村を手招きで呼び、自分の所へ来させる。

「タカさん、ちょっと失礼!」

「!?」

はバッと河村のウエアの上をまくる。

先輩!?何してんスか!」

ちゃん!?」

「ほら、やっぱり。」

「「はぁ?」」

「タカさん、1球目お腹に受けたでしょ?赤くなってるもん。」

ははいと河村に氷を渡す。

「だいじょうぶだよ、これぐらい。」

「ダーメ。ちゃんと冷やしておかないと。」

「さすが先輩、ちゃんと見てたんスね。」

「当ったり前じゃない。私マネージャーだもん。」

がチラッと横を見ると六角の2人が一連の出来事を見て驚いている。

「2人とも、お疲れ様。」

「「・・・・・・・・・・・」」

がニッコリ笑って言っても2人はを無言のまま見つめる。

「・・・・私の顔に何かついてる?」

「あ、いや、悪い。そういうわけじゃなくて。」

「??」

その時何かを察知したリョーマがの手をグイと後ろに引く。

「うわっ。何?リョーマ。」

先輩、敵の人と仲良くしすぎ。」

「え〜普通に話してるだけだよ?」

ねぇ?とが黒羽とダビデの2人に聞くと2人の顔が少しだけ赤くなる。

「やっぱマネージャーがいると違うな。」

「俺らの所にいないからな。」

「そうなんだ〜。」

は結局リョーマの止めも効かず2人と和やかに話してしまう。

「ダビデとバネさん羨ましいな・・・俺だってあの子と話したいのに。」

「本当面白いなちゃんは。」

「サエあの子の事知ってるの?何で〜?」

剣太郎はの事が気に入ったらしくいいなぁいいなぁを連呼していた。

「サエさん!やっぱ六角も女子マネージャー募集しようよ。」

「来てくれる人がいればな。」

六角は募集してもすぐに女の子は辞めていってしまうのであった。なぜかは・・・謎?





5分後、ダビデ達が自陣のベンチに戻ると同時にD1の召集がかかる。

「さあ次はD1だ!一気に行くよ!菊丸っ!!」

「ほいほいっと!」

「英二!頑張れ〜!」

「そして・・・不二。」

「はい!」

「周助ガンバレ〜!・・・って周助ダブルスなの?!英二と?」

先輩何でそんなに驚いてんスか?」

特製ドリンクをちゅーと飲みながら桃が不思議そうに尋ねる。

「だってオーダー教えてもらってなかったもん。2人とも!ガンバレ!」

の応援があるんだから負けられないにゃー!」

は僕の事応援してるんだけどね。」

「違うって!俺俺!」

「何言ってるのかな?英二は。」

試合前にも関わらずをめぐって言い争いを始めてしまう。

「いい加減にしなさい!そんなにケンカするなら応援しないからね!」

「それは困る…。」

「ゴメンね?。」

「わかればよろしい。」

はピシャリと2人を叱ってコートへと行かせる。

先輩今日強いっスね。」

「何かちゃんまた頼もしくなったんじゃない?」

「この間の氷帝戦からちゃんも成長したんだろうな。」

「何々?何か私の名前出した?」

「何でもないよ。」

「そうそう。先輩はまだまだだって話をしてたんスよ。」

「え〜リョーマひどい〜!」

初戦を勝利し、もいて青学のベンチは少し和やかムード。
そんな中、注目のドリームペア(又の名をプラチナペア)の試合が始まった。





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