六角中との接触(その2)


「急げ急げ〜!」

先輩!そんな急がなくてもだいじょぶっスよ。」

「ダメだよ〜私リョーマ起こしに行かなきゃいけないもん。」

「もうさすがに起きてるんじゃないスか?」

「わかんないよ?あのリョーマだも・・・・あ、周助!」

がチラッと横を見ると先程いなかった不二の姿があった。

「も〜周助まで〜もうすぐ試合なのに・・・桃、先に戻ってて。」

「え?」

「周助の所行ってくるから。すぐ戻るよ!」

と言っては不二の方へ走って行ってしまった。

「ちぇっ・・・。なーんかいっつもいいトコどりだよなぁ〜不二先輩。」







「聖ルドルフの木更津君も元々六角中に居たよね。」

「ああ・・・・・・よく知ってるじゃん不二!聖ルドとの練習試合サウスポー殺しの裕太君の気迫ったら凄かったよ。
でもあんなテニスやってたら腕痛めちゃうよね。」

「だから負けてくれたん」

「周助!こんな所で何やってんのよ!」

!?」

六角中の佐伯と話していた不二の所へ突然やってきた

「もうすぐ試合なのに・・・・って、六角中の人!」

「こんにちは。キミは・・・不二の彼女?」

「もちろ」

「もちろん違います!周助!ウソはいけないっていつも言ってるでしょ!」

「ほんの冗談だよ♪(ニッコリ)」

冗談言い過ぎだっつーの。

「そういえばさっきも六角中の人に会ったよ。」

「俺は佐伯虎次郎。」

「私!よろしく・・・・じゃない。次は戦うんだった。」

「ハハハ・・・キミおもしろいね。」

「そう?さっきのギャグ言った六角の人もおもしろかったよ?そのコンビの人も。」

・・・また他校と仲良くして・・・・。」

不二はハァ・・・とため息をついた。

「これじゃあ不二の苦労は絶えないな。」

「わかってもらえてうれしいよ。(ニッコリ)」

「?」

「あ、そうだ。聞いて驚くな不二。今年のウチの部長1年だよ!」

「あんまり自慢にならないんじゃ・・・クスッ」

「まあそー言うな。オジイが決めたんだし。」

「・・・・部長が1年生とかがなるってありえるの?」

「少なくとも六角ではありえるよ。」

佐伯はニコッと笑ってに言う。

「とにかく半端じゃなくウマいぞ!あの100人斬りの天根と互角に渡りあったんだから。」

「あ、さっきのギャグの人。」

「あー!いたいた!」

3人が話している所へ六角中のジャージを着たボウズの男の子がやってきた。

「おっ噂をすれば影ってね・・・アイツだよ不二、ちゃん。」

「おーいサエさんそろそろ試合だよー!!あ、青学のマネージャー!」

「う!?こ・・・・こんにちは。」

急に自分の方を見られて驚く

「やっぱりいいなぁ〜女の子のマネージャー。ねえサエさん!」

「剣太郎・・・ほら、試合なんだろ?帰るぞ。」

「僕葵剣太郎!よろしく・・・・ってサエさん引っ張らないでって・・・・。」

佐伯はに近づこうとする剣太郎をずるずる引きずって行ってしまった。

「・・・・・変な子だね。でもあの子強いんだ・・・・。」

「でも、青学にもいるじゃない。スーパールーキー。」

「あー!忘れてた!リョーマ起こしに行かなきゃ!周助先戻ってて〜〜!」

は忘れていたリョーマを起こしにまた走って行った。

「クスッ。元気だね♪」







「リョーマ!こら!起きなさい!もう試合よ!」

「・・・・・先輩・・・・。」

「もー試合まで時間はないのよ!ファンタ飲んでいいから起きて!」

「もっと早く起こしてくれればよかったのに・・・・。」

「うっ・・・・そ・・・そんなの自分で起きないからいけないんでしょ!」

でも起こしに行こうとしてた事を忘れていたのはだけど。

「さぁ、ほら。行くわよ。」

「・・・・・ウィーっス。先輩俺起こすの忘れてたんでしょ?」

「げっ・・・・しょうがない。ファンタは私が奢ってあげるよ。」

「どうもっス。」

そしてやっぱり時間がなくて走るとリョーマだった。





さぁ、準決勝千葉の古豪六角中との試合開始だ!





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