部長代理とマネージャーの企み


手塚がいなくなった事でのの悩みも解決した翌日のことであった・・・。

「こんな感じのメニューを考えてるんだ。」

「へ〜面白そう。」

「それで色々協力して欲しいんだけど・・・・いいかな?」

「もっちろん。任せて〜。私こういうの大好きなの。」

は5、6冊ある本の中から1冊取り出して読みだした。

「ほら、『あなたの裏の性格は?』とかさぁ面白いよね。」

「こういうの好きなのかい?」

「うん。テレビとかでやってると必ずやっちゃうんだよね〜。」

「結構当たるからね。」

「そうなの。毎回のように当たるから、へぇへぇへぇで10へぇみたいな(笑)」

今人気のテレビ番組のようには机をぽんぽんと叩いて笑っている。

「でもよくこんなに本あったね。」

「妹が結構好きで本を集めてるんだよ。それを借りてきたんだ。」

「へぇ〜。あ、何かへぇが口ぐせになっちゃったよ。」

「最近皆言ってるからね。じゃあこの中から選ぼうか。」

2人は本を読みながらお互いに意見を交し合う。







「ねぇこれは?」

「これは・・・・どうかなぁ・・・。」

『あなたにピッタリの女性は?』というタイトルのページ。

「女の子のタイプでやってもしょうがないかぁ〜・・・。」

「(たぶん1人の子の事しか言わないだろうからね。)」

「じゃあこれは?」

「そうだね・・・さっきのよりこっちの方がいいかもね。」

『あなたにピッタリの同性の性格』

「でしょ?しかもちょっとやり方面白そうじゃない?」

「でも絵書かなきゃいけないよ?」

「あ、困った・・・・・。」

は絵が大の苦手。美術も毎回悲惨な事になっている。

「でも1人でこれだけ書くのも大変だもんね〜。」

「俺も努力してみるけど・・・・あんまり変わらないかも・・・。」

「じゃあ2人で半分ずつやろうよ。」

「こういう時絵が苦手だと大変だな。」

「ね〜、普段なんてちっとも困らないのに。」

と大石はお互いの絵を見た事があるので苦笑しかできない。

「あ、そうだ。向こうと連絡は取れたの?」

「あぁ、喜んでOKしてくれたよ。そっちはどうだい?」

「何かすごい喜んでOKしてくれたよ。で、色々聞かれそうになった。」

はその時の事を思い出したように嫌な顔をする。

「でも明日は楽しみ〜。一体どんな結果になるんだろうね。」

「記録するやつどこにしまってあたっけ?」

大石が部室を見渡すとがロッカーからごそっと何かを出してきた。

「・・・・何か関係ないものまで入ってるけど・・・・。」

「あぁこれは私のオプション。どぉ?似合うでしょ〜?」

「似合う似合う(苦笑)」

大石は苦笑しながらの姿を見る。

「どんな結果が出るか楽しみだな〜。その結果によって色々変わってくるからね〜。」

「じゃあ明日の準備もあるし、今日はもう帰ろうか。」

「うん。」

「送ってくよ。」

「ありがと。」

そしてと大石は2人で他愛のない話をしながら帰って行った。











一体2人は何の話し合いをしていたんでしょうか・・・・?
何だか目的語が2人とも何回か抜けててわかりにくかったけど・・・・・。
部長代理とマネの企み・・・・その答えはすぐそこに!
次の日にレギュラー陣はその企みを知って驚く事になるだろうとは・・・・。
この時はまだ誰も・・・・あの魔王不二や、データマンでさえ知る由もなかった・・・。





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