落ちるということ


1年トリオただ今購買の前です。

「やっぱり桃ちゃん先輩いないね。」

「そんなにショックだったのかなぁ…。」

レギュラー落ちした桃は部活を無断欠席している。

「あら、1年トリオじゃん。」

「「「先輩!」」」

「何やってんの?」

先輩はパン買いに来たんですか?」

「まぁそれもあるよーなないよーな…。」

マネージャーのも桃の事を心配しているのだった。

「もしかして桃ちゃん先輩探しに来たんですか?」

「まぁね。クラスに行っても荒井がいませんよーって言うし。」

「レギュラー落ちってそんなにショックなんですかね?」

「やっぱりショックでしょ。私だってマネージャー落ちしたらショックだもん。」

「マネージャー落ちなんてあるんですか?」

「聞いた事ないけどあったら困るじゃん?いきなりマネージャー落ちなんて。」

が言うとダダダッと廊下を走る音がした。

ーー!!」

ぼふっ

「英二!?」

「「「菊丸先輩!!」」」

1年トリオと何やってるの?」

「うーーん…。ちょっとね。」

「あ、桃の事か。だいじょぶじゃん?」

「どーしてー?」

「レギュラー落ちしていちいちショック受けてたらやってらんないし。」

「じゃあ菊丸先輩もレギュラー落ちあったんスか?」

「レギュラー落ちした事ないのなんて手塚と不二ぐらいだって。」

「手塚と周助はレギュラー落ちないんだ…すごいね。」

「あの2人はNO.1とNO.2だしさ。」

「そうだよねー…。」

「だいじょぶだって!そのうち戻って来るよ。」

「うん…。」

「じゃあ教室帰ろう。」

「そうだね。バイバイ1年トリオくん。」

は複雑な笑顔で3人に手を振った。

「桃ちゃん先輩早く戻ってくるといいね。」

先輩も本当悲しそうだったし。」

「今日辺り来るといいんだけど…。」

「やっぱりやめちゃう説が有力なんじゃん?」

「「堀尾くん!!」」

「冗談だって・・・。」





そしてその放課後、事は起こる。





BACK