異種格闘戦!!


「部活ー部活ー。浦島はー。」

が変てこりんな歌を歌っていると1年生と3年生がもめてるのを発見!

「おりょりょ?しかもリョーマと堀尾だ。」

「あ、先輩。」

先輩からもこいつ等に言ってくださいよ。」

「で?あんたたちうちの後輩になんかしたの?」

はじーっとその3年生を・・・・(って同い年だけど)睨んだ。

「お前、だろ。」

「そうよ。でも私あんた知らないよ?」

はいろんな意味で有名なのである。

「(・・・・こいつか。女子が色々言ってるマネージャーってのは。)」

「で?リョーマ。何かしたんじゃないでしょうね?」

「俺はしてないっスよ。」

「そうっスよ先輩。この人たちが俺たちが集めたごみを散らかしたんです。」

「それは、よくないね。さ、さっさと片づけたら?」

はリョーマからもらったほうきを相手に出します。

「そんなんカンケーねーよ。行くぜ。」

を無視してバスケットを続ける3年達。

「やべぇなカズの奴ますますフリースローが上手くなってる。

「ちょっとー!さっさと片づけ・・・・」

「まだまだだね。」

「ケッ、さんよ。後輩の教育なってねぇぞ?フザけやがって・・・。」

カズはまたバスケットボールをごみに投げつける。

「アッハッハようし続き10連続いくぜ!!」

「ちょっと!無視すんなこのバカ!!」

がキレそうになった瞬間リョーマはさっとからほうきを奪ってテニスボールを打った。

「テ・・・テニスボール!?」

「なーんだ。簡単じゃん。」

「何ってめぇーっ!!」

「おーリョーマすごーい。あんな奴らやっつけちゃえー!!」

が応援するとますますリョーマは張りきった。

「ねぇ、もうちょっと下がっていい?近すぎてやりにくいんだよね。」

リョーマは1球1球決めるごとに1歩づつ後ろへ下がっていく。







「こんなガキに負けるわけには・・・。し・・・しまった・・・・・!」

カズはリョーマが1歩づつ下がるプレッシャーに負けはずした。

「よし、リョーマこれで決めれば勝ちよ!!・・・ってどこまで下がるの?」

リョーマは後ろの方で見ていたの所まで下がってきた。

先輩アレ持ってます?」

「アレ?」

「アレっスよ。アレ。」

「あー、わかった。はいどーぞ。」

は持っていた荷物の中からテニスラケットを出しリョーマに渡した。

「もしかしてこいつ・・・噂のテニス部1年レギュラーか!!」

リョーマはラケットで全くネットに触れずに通過させた。

「おー、リョーマカッコイー。」

「ねぇ、先輩。言っちゃ悪いけどまだまだだね。」

リョーマはそう言ってほうきをカズ達に渡し掃除をさせた。

「ところで先輩。部活行かなくていいんスか?」

「へ?あ、やっべー。今日早く来いって言われてたんだー。」

は猛ダッシュで部室まで走って行った。

先輩も本当まだまだだね。」

リョーマもそうつぶやいて部活に向かった。





その日は鬼部長からグラウンド10周を言い渡されたのは言うまでもない。





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