乾特製野菜汁のヒ・ミ・ツ


「あ〜、明日都大会だー。準決勝か〜。」

部活終了後部室で日誌を書いている。今まででてきてないけど(笑)
これも立派なマネージャーのお仕事。けれどはうわの空。

、早くしないと帰りが遅くなるぞ。」

「何で乾も残ってるの?あ、メニューとか結果の事か。」

「いや、それもあるが・・・・はデータからいくと今日あたり俺に質問をするとあるからな。それが1番の理由だな。」

「・・・・なんでそんな事までわかるのよ。」

の行動は単純だからデータから予測しやすいんだ。」

「何かそれもイヤだな。」

「で?俺に質問があるんだろ?」

既にノートを構え乾は聞く気満々そしてデータ取る気も満々。

「(本当にデータって恐いわ・・・・・)うんとね、野菜汁の事なんだけど・・・。」

「あぁ、も飲みたかったのか?ペナル茶。」

「イヤ全然。だって辛そうだもん。辛いのはイヤ。」

「体にいいんだがな。」

「・・・・・どう見てもそうは見えないよ。でもさ、よくあんなの思いつくよね。」

は日誌を書きながら乾に言った。

「部員の疲れもよく取れてしかもやる気向上のためにな。」

「やる気向上って・・・・・さらにやる気なくさせるんじゃないの?」

「あれがあれば絶対負けないと言う気持ちになるからな。」

「なるほどねー。でもさ、あれって自分で飲んで試飲するの?」

「日々改良中して自分で飲んでいるぞ。また新作でも考えるか・・・・・。」

「じゃあ私は口直しの特製フルーツジュースでも作ろうかな〜。」

のやりそうな事だな。」

「またもしかして私がこう言うってわかってた?」

「だいたいな。」

乾はまだデータノートに書き込んでいく。

「後さー、周助とリョーマってどっちが強いのかな?」

「不二と越前か。今日は途中で終わったからな。」

「ちょっと気になるのよね。周助って青学NO.2なんでしょ?」

「あぁ、不二は手塚に勝てないらしいからな。」

「だったらねー、どっちが強いんだろ・・・・。」

は日誌にちょこちょこと落書きしている。

「でも打ち切ったときには4−3だったじゃん?だから周助の方が強いのかなー?とかさ。」

「あのまま越前がやられるとは思わないがな。」

「そうなのよ。それもあるしー・・・・。」

「クスッ。ったら僕が越前に負けるわけないじゃないか♪」

「そうだよねーーって、周助!?どうしてこんな所にいるの?」

不二のいきなりの登場にズザザザッと後ろに逃げる

と一緒に帰ろうと思ったんだけどね。中々来ないから。」

「ゴメンゴメン。日誌書いてたんだよね。でもだいじょぶ。もう終わったから。」

「じゃあ早く帰ろう♪じゃあね乾。」

不二はを引っぱって連れて行ってしまった。

「え、あ乾ー。また明日ねーバイバーイ。」

ガチャン

「・・・やはり不二のデータは謎だな。今のも全く予想できなかった・・・・。」

データの取り直しだ。とつぶやいて乾も部室を後にした。





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