データを取りましょう!!


「あれ?どこか出かけるの?」

「そうだよん♪どお?このカッコ。」

「怪しいよ。捕まらないように気をつけてね。」

「そんなに怪しいかなぁ〜?」

「そのサングラスがね。」

「そお?じゃあはずしてく〜。んじゃ行ってきまーす!!」

は元気よく出かけたがサングラスはバックに突っ込んでいた。

「全く何をしに行くのやら・・・・。」







「あれ?手塚と大石だー。おーい。やっほー!!」

駅に行く途中図書館の前で手塚と大石を発見した

?」

ちゃん?どうしたのそんなカッコで。」

「見るからに怪しいぞ。」

「そおかな?だってこれから偵察だよ?」

「乾と行くのかい?」

「うん。ちょっと偵察の人っぽく見えるかな?」

「偵察だとバレては困るんじゃないのか?」

「別に?いざとなったら次の手段があるしー。」

「「次の手段??」」

「あっと、乾との約束に遅れちゃう〜。じゃあ2人とも明日ね。バイビー☆」

は全速力で駅まで走って行ってしまった。

「時々変だねちゃんって。」

「あぁ、ボケてるのかボケてないのかわからないな。」

とりあず2人も図書館へ入る事にした。







「ごめーん乾。ちょっと遅れたー。」

「いや、データ通りだ。途中で手塚と大石に会ったんだろ?」

「そんな所までデータがあったんだ。でも銀華中のデータはないの?」

「あぁ、今まで戦った事がないからな。ところで・・・・そのカッコは怪しすぎだと思うが。」

よく晴れた5月なのには全身真っ黒。帽子も目深に被っているのだからそうとう怪しい。

「えー、やっぱダメ?いちおもう1個あるんだけどさー。そっちは最終手段ってことで。」

「まぁ、いいだろう。じゃあ行くぞ。」

は迷わないようにしっかりついて行った。

「ねぇ乾。銀華中って強いの?」

「あの北条中を倒してのベスト4だからな。」

「ふんふん。」

「レギュラーの層も厚いらしいからな。」

「へー。(メモメモ)」

?それは何だ?」

特製データノート。ちょこちょこ色んなデータがあるんだ。今日も書こうと思って。」

「いい心掛けじゃないか。」

そんな話をしているうちにもう銀華中についてしまった。

「あれ?ボールの音聞こえないね。練習してないのかな?」

「いや、準決勝をひかえているんだから練習しているだろう。」

「うちは休みだけどね。」

と乾がコートに近づくと・・・・・銀華中の人たちがコートに座りこんでいる。

「・・・すんごい練習してるのかな?」

「あぁだろうな。ウチもあれぐらいハードにしなくては。」

「なんだ。あれじゃあ最終手段は必要なかったね。」

、一体最終手段って何だったんだ?」

「色じかけvvもし練習やってて追い返されたら色じかけで攻めてみようと思って。」

「でもよくそんな事が思いついたな。」

「へへー、由美子さんに服借りたり色々教えてもらったんだ。じゃあまたの機会にやろー。」

「それはぜひ拝見したいね。」

「おもしろいもんじゃないけどね。」





そしてこの日またの事が乾のノートに付け加えられた。

は天然なのか本気なのかよくわからない所がある。いずれ解明せねば・・・・』





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