タヌキ尾行開始!


明日から都大会。はおつかいを頼まれて帰る途中。

「あ、変なネコ発見。タヌキみたい・・・・。」

「ほぁら」

ネコはじーーーっとを見つめるとふいっとまた歩き出した。

「変なネコ。でも・・・どっかで聞いたような見たような・・・・?
うーん・・・・どこだっけなぁ・・・・。ま、尾行してみよう!!」

何で尾行しよう!という事なのかわからないがはそのネコについていくことにした。







「あ、薫ちゃん発見!!おーい。薫ちゃ〜ん。」

「・・・先輩どうしたんスか?」

「私はネコを尾行中なの。薫ちゃんはロードワークの途中か。」

「・・・尾行なんかしてどうするんスか?」

「ヒマだったんだもん。ちょっとね。このネコ見たことあるような気がするから。」

「そうっスか。」

「あ、行っちゃう。じゃあ薫ちゃん頑張ってね〜。また明日。」

「・・・っス。」

はまたネコの尾行を開始。

「あら、今度はタカさん発見!タカさ〜ん。」

「あれ?ちゃん何してるの?」

「ネコ尾行してるの。」

「へー。ニャンコ魚食べるか?」

ネコはぷいっと無視してまたテテテッと歩き出した。

「変なネコだなぁ。じゃあねちゃん。」

「うん。バイバーイ。おじさまもさようなら。」

「おう。また寿司食いにきなよ!」

「は〜い。」

は元気よく返事をしてまた尾行開始。







「姉さんヒマラヤンの野良猫・・・を追いかける女の子って見たことある?」

「何言ってるの周助?」

「お、周助だー。ヤッホー。」

、何してるの?」

「タヌキネコを尾行中。あ、頼まれた買い物玄関においてあるから。」

「あまり遅くならないで帰ってきなよ。」

「へーい。」

とりあえず荷物も家に置いて安心して尾行できると張り切っている







「うんにゃ。コレにした!履き心地バッツグン!!」

がタヌキネコの尾行を続ける中、英二はスポーツショップにて靴の購入中。

「おっちゃんいくら?」

「12,000円に消費税がついて・・・・・・」

「んあ?あーーー、80円足りない!!」

「にょ?英二の声だ。よ、どうしたの英二。」

「あー、ー。今靴買おうとしてるんだけど80円足らないんだよー。貸してくんない?」

「ごめん。サイフ家なんだ・・・・。」

「サイフも持たないで何やってんの??」

「あのタヌキネコを尾行してるの。」

タヌキネコは今ではを待ってるかのようにを見ています。

「ふ〜ん・・・。あ、急いで家に帰んないと!!じゃあなー、ー!」

「バイバーイ。がんばってねー。と、もういいよネコちゃん。」

「ほぁら」

ネコはまるでをどこかに連れて行くようにの前を歩いて行った。







「それにしてもレギュラー陣と会いすぎだよね。また会ったりして?にょ!?」

とネコがある病院の前を通りかかった時、またある人物を発見した。

「大石と手塚?病院??うーん・・・・。」

は立ち止まって腕組みして考えた。ネコはちょうちょと遊び中。

「しかも手塚ヒジおさえてたし・・・・ひじが悪いのかな・・・・?」

がチラッとネコの方を見ると早く行きたそうだったのでもまたついていくことにした。







「ハラヘリハラヘリハラヘリハラヘッタ〜〜。」

がネコの後ろを歩いていると聞いたことある声が聞こえてきた。

「ん?あの声は・・・・・・・・」

「おっ、タヌキ!?・・・・と先輩。」

「やっぱり桃だ〜。あんな大声で歌ってるのって桃ぐらいだもんね。」

「・・・先輩そのタヌキって越前のネコじゃないっスか?」

「あ、やっぱり〜?ヒマだったから尾行して遊んでたんだ。」

「じゃあ俺が越前の所まで届けるっスよ。先輩も行きます?」

「行く行く〜。」

はいつもリョーマがやっているように自転車の後ろに立った。

「うひょ〜〜。速い〜〜〜。」

「まだまだこんなの序の口っスよ。」

桃が飛ばしたためあっというまにリョーマの家。

「おーーーい越前!!お前んとこのネコだろコイツ!?」

「リョーマー。やっほー。」

先輩に桃先輩。」

「このネコおもしろいねー。今日1日尾行しておもしろかったよー。」

「そうだ先輩方ちょっと打っていきます?」

「わーい!!」

は不二に早く帰ると言った約束をすっかり忘れテニスを楽しんでいた。







「んじゃ、桃送ってくれてありがと。」

「また明日っスね。」

「そうだねー。バイバーイ。」

桃は自転車でシャーーーッと行ってしまった。

、遅かったね。(ニッコリ)」

「あ・・・・(やっべー。早く帰るって言ったんだっけ・・・・)」

「後でたっぷり話を聞かせてもらうから。(開眼)」

「ふぁ〜い。」

その夜は不二にたっぷりと尋問されたのでした。





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