最後の最後は・・・・?


、これを飲んでおくといいぞ。」

「何これ?」

紅白試合がすべて終わって宿に帰って来た後乾がに手渡した。

「頭痛薬。よく効くが副作用はないぞ。」

「あ、ありがとう。」

は乾からもらった薬を飲んだ。途端に痛みがすーっと楽になった。

「この薬すごいねー。」

「ふむ…成功か…。」

「成功!?乾、私に何飲ませたの?」

「頭痛の治る薬だ。」

「…乾が開発した?」

「あぁ、それを言うのを忘れていた。」

「…危険だわ〜…。」

「さぁ、そろそろ片付けないとだろ?」

「そうだ…まだぐちゃぐちゃ何だよね〜。」

「ま、30分もあれば片付くだろう。」

「がんばりま〜す。」

は乾にピッと敬礼して部屋に戻って行った。







「う〜入らない…。困ったなぁ…。」

はまだ入ってない荷物を見てつぶやいた。

「行きになくて帰りにある物は…お菓子か…行きより増えたし…。」

は腕を組んで改善策を検討中。

「うーーん。やっぱりつっこむしかないね。」

が荷物を全体重かけて押し込んでいるとガチャっとドアが開いた。

先輩…何やってるんスか?」

「荷物が入んないんだもん。」

「まだまだっスね。」

「むっ。じゃあリョーマお菓子運ぶの手伝って。」

「そもそも何でお菓子が増えてるんスか?」

「さぁ?余ったお菓子詰め込んだらこんな状態。」

「とりあえず早くしないと部長に怒られるっスよ。」

「あ、そりゃ大変。やっぱり運ぶの手伝って。」

はカバンに入っていたお菓子をリョーマに渡した。

「おー、すげー余裕だ!」

はかるーくジッパーをしめてロビーへ向かった。







、遅いぞ。」

「ごめんなさーい。」

来た時と同じようにバスに乗り込んだ。

「あ〜、ズルイ!何でそんなにお菓子持ってるんだよ〜。」

「昨日の余りだよー。皆で分けよう?」

周りを見渡していても騒いでるのはの周りだけ。あとは・・・寝てたりね。

「じゃあ〜。これちょうだい。」

「いいよ〜。私眠いから寝るね・・・おやすみ〜〜。」

「え、先輩寝ちゃうんスか?」

「うー・・・ん・・・・・。」

が寝たらつまんないじゃん。」

も疲れているんだから寝かしてやれ。」

が寝てしまうと連鎖的に回りにいた奴らも寝てしまったとさ。





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