夜更かしにはご用心


「えっとー、シップ配った、マッサージもやった、点呼もした。
あれ?何か忘れてるよーなないよーな・・・・。うーん・・・・。」

は腕組みをして考えるとピンっとひらめいた。

「そうだ、英二達からお誘いだ。えっと、トランプとUNOと・・・。」

はそれらをTシャツの下に隠しそーっと英二達の部屋に向かいました。

「抜き足差し足忍び足〜〜。英二〜?」

〜〜!!」

「しーっ!」

抱きついてこようとする英二を手で抑えは唇に人差し指をあてた。

「大声出したら見つかっちゃうでしょ。し・か・もさっき片付けろって言ったのに。」

「さっき片付けたらまたこうなったんスよ。桃先輩があばれるから。」

「な、俺のせいにするなよ英二先輩だろ?」

「え〜、俺じゃないよ、おチビだ!」

「はいはい。くだらない争いはやめ!遊ぼうよ〜。」

先輩俺色々持ってきたんスよ。」

桃がなんとテレビゲームをカバンから出してきた。

「よくそんなの持って来れるね〜。手塚に見つかったら即没収だよ。」

「だからこうして夜にやってるんスよ。」

先輩、部屋の方はだいじょぶなんスか?」

「何で?」

「だって、部長とか見回り来そうじゃないスか。」

「あぁ、だいじょうぶカムフラージュは完璧!」

はまくらを掛け布団の中にいれ、さも寝てるようにしてきたのだ。

「でも、あんまり夜更かしはできないよ?朝練もあるし。」

「そんなこと言って一番熱くなるのって絶対先輩っスよね。」

「そうそう。」

「何お〜〜!?」

先輩この間のリベンジはらしたくありません?」

「リベンジ??あぁ、タカさん家のやつね。よーし!」

は3人にリベンジするためにぷ○ぷ○のカセットを差し込んだ。

先輩って負けず嫌いっスねー。」

「ぜーったい勝ってやる!!」

そして英二、桃と負けて最後はリョーマ。

先輩いいかげんあきらめたらどうっスか?」

「イヤ。絶対あきらめない!…ん?」

ゲームStart!という時にはまたしーっと人差し指を口にあてた。

?何かあんの?」

「静かに。足音がする。ゲーム隠して布団にもぐりこんで!」

そう言っては近場の布団に隠れた。

「一体何なんスか?」

「とりあえず言う通りにした方がよさそうかも。」

そして3人+1人が隠れ終わったと同時にガチャッとドアが開いて手塚が入って来た。

「・・・・さすがに寝てるようだな。」

部屋を一通り見回し手塚は部屋から出て行った。







「危なかった・・・・これで見つかったら大目玉だわ。」

先輩よく気づきましたね。」

「まあねん。じゃあ、続き続きー!!」

それでもの負けが止まるはずはなく・・・時計は午前1時をさしていた。

「うにょ〜〜。もう眠い〜〜。」

先輩いい加減諦めたらどうスか?」

「うん・・・・じゃあ、お休み〜〜〜。」

と言っては押入れの中に入って眠ってしまった。

先輩・・・それじゃドラ○もんっスよ・・・・。」

「ふあぁ〜。俺たちも寝よ・・・・・。」

「そうっスね・・・・。」

この時はまだ次の日の朝の悲劇を知らない3人+1人であった・・・・・。





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