レギュラー陣の練習 |
「今回の校内戦で決定したレギュラー8名は都大会まで団体戦を勝ち抜く。」 「どの学校も年々レベルが上がってきてるからね。決して油断するんじゃないよ!以上。」 「よし、練習を続行する!2・3年はCコートへ1年は球拾い、レギュラーはA・Bコートで・・・・・」 「ちょっとお待ち。お前たちにはこの男にとっておきのメニューを頼んでおいた。」 「この男?(あぁ、乾のカラーボールのやつか。)」 はそういえばこんな場面あったなぁと思った。 「やぁ。」 「「「「乾!?」」」」 元祖(?)データテニスの乾が何やら箱を持ってやってきた。 「、ちょっと手伝ってくれるか?」 「うん。」 は乾に言われた通りに渡されたカラーコーンをコートに並べた。 「レギュラー陣にはこれ。パワーアンクルつけてもらうから。」 乾とは取りあえず2枚入れ全員に渡した。 「何だ。まだまだ軽いっスよ。」 「乾ー、それ余ってる?」 「も付けるのか?」 「うーーん。部活の時につけてるだけでも違うかな?」 「やめといた方がいいんじゃない?」 「だいじょぶだよ!きっと。」 も取りあえず両足に2枚ずついれたパワーアンクルをつけた。 「それで乾。このコーンは何なんだ?」 手塚がもっともな事を質問すると乾は後ろにあったカゴからボールを3つ取り出した。 「ここにボールの淵を赤青黄に塗り分けたものがある。」 「なるほどな。同じ色のコーンに当てるわけか。」 最初の挑戦は英二とリョーマ。も球出しのお手伝い。 「動体視力に関してエージの右に出る奴は・・・・。」 「いるよ。ホラ、隣のコートの彼。」 「でもすごいねー。」 も球出しをしながらほへーっと感心するばかり。 「でもそろそろ1kgを実感する頃・・・・・」 乾が言うと英二とリョーマはハッと重さを実感した。 「なんだこりゃ急に足が重く・・・・こりゃきついかも。あ・・・赤!」 「菊丸、それ青じゃない?」 「え、あー、ひっでー。赤でいいじゃんか!」 乾が英二を騙すのを見てはニヤッと笑った。 「(よーし。私もやってみよー。)リョーマ、それ黄色じゃない?」 「先輩教えてくれてどーもっス。」 「げ、あー。本当に黄色だった・・・・・。」 「、色を教えてどうするんだ。」 「えー、ごめんなさーい。」 その後もは球出しを手伝いながら騙そうとしたがどうも上手くいかない。 「うーん・・・・もう少し騙すには研究が・・・・・。」 「先輩なんて研究してるんスか。」 「思ったよりは動けたようだね。さすが。」 「でもこの練習おもしろそう。」 「〜。そんな簡単に言うもんじゃないって・・・・。」 「そうっスよ。」 そんな中乾は1人1人に的確なアドバイスをしていく。 「手塚には柔軟が必要だ。表情も堅いしね。」 「ぷぷっ。確かに言えてるね。」 「越前は・・・・毎日2本ずついこう。」 乾はどこから取り出したやら牛乳ビンを2本取り出した。 「いくら飲んだって10日間ででかくなるわけ・・・・・。」 「「「「飲めよ。」」」」 先輩に言われリョーマもしぶしぶうなずく。 「あとねー、リョーマ。早く寝る事も大きくなるコツだよ。」 「はそれで実証済み?」 「もちろん。小学校の頃から寝るのは早かったんだ。」 「でも牛乳はイヤっスね。」 「うん。私も牛乳嫌い。」 「まで言ってどうするんだ。」 「おっと、そうだね。でもリョーマ大きくなったらもっとカッコよくなるんじゃない?」 「/////////先輩がそう言うんなら飲むっス。」 に言われ顔を赤くしながらも牛乳を飲む事を決意したリョーマだった。 でもリョーマが本当に牛乳を飲んでいるのかはリョーマしか知らない・・・・・ BACK |