ミーハーはNG?


「ねぇねぇ。男テニマネージャーって希望者たくさんいるんでしょ?」

部活初日となる日は一緒にお昼を食べていた不二と英二に尋ねた。

「何でそんなこと聞くの?」

マネージャーやりたかったんでしょ?」

そりゃぁ前からずっとだけど・・・・・とぶつぶつつぶやく。

「でもでもやりたい人っていっぱいいるんでしょ?」

「まぁね。何人かマネージャー希望者はいたよ。」

「何人かっていうよりたくさんでしょ?」

「けども手塚が『マネージャーはいらん。』って断ってた。」

英二は眉間に皺を寄せ手塚の真似をして言った。

「じゃあどうして私はいいって言われたのかな?」

もしかしてと不二の方を見ると相変わらずニコニコ笑っていた。

「どうしたの?」

「周助何か言ったんでしょ。」

「別に何も言ってないよ?ただ『今度テニス経験者のマネージャーを連れてくるから』って言っただけだけど?」

「何か言ったんじゃん。でもそれだけでしょ?」

どったの?もうマネなんだから心配する事ないじゃん。緊張してんの?」

「多少は緊張っていうか本当に私がマネでいいのかなぁって。」

は最後の方はぼそぼそと言った。

「それには理由があるぞ。」

にゅっと乾が急に現れた。

「乾!?どこから現れたの・・・・・。」

はそんなこと気にしていたのか?」

「じゃあ乾はなんでかわかるの?」

「データがあるからな。単刀直入に言うとはミーハーではないからだ。」

「「「ミーハーではない?」」」

、不二、英二3人そろって首をかしげる。

は転校生だ。つまりファンクラブの事も知らないわけでそんじょそこらの女とは
違うと手塚が判断したのだろう。まぁ、不二が言ったという事もあるかもしれない。」

「私がミーハーじゃないねぇ・・・・。」

ははっきり言うとミーハーだ。だがテニプリ世界に来てからはなぜかもう見慣れて
いるような感じがしてミーハー心がおきないのであった。

「確かにはミーハーじゃないよね。最初に僕の上に落ちてきた時も少ししか
驚かなかったよね。まぁ、逆に僕の方がものすごく驚いたけど。」

「「不二の上に落ちてきた!?」」

今度は英二と乾の声がハモった。

「周助。余計なことは言わないでよ。」

「不二、そこのところをくわしく話してくれないか?」

「周助!もし話したら絶交するよ!」

は乾に変なシッポをつかまれたら大変と思いキッと不二を睨んだ。

「クスッ。話すわけないじゃない。これは僕とのヒミツでしょ?」

「何か言い方が変だけど・・・・まぁそうだよね。」

「えぇ〜。俺気になる〜。教えて〜。」

「いっくら言ってもこれだけはダメ。教えられない。ごめんね。」

が上目遣いに英二と乾に謝ると2人は顔を少し赤くしてうなずいた。

「・・・・・忘れる所だったが今日手塚と大石は部活に遅れるそうだ。」

「ランキング戦でしょ・・・・。」

「あれ?僕にランキング戦のこと話してないよね?」

「(あ、またやっちまった・・・・・。)あ、茜から聞いたから。」

「そうか・・・・。(ふむ。何かあるな。)手塚から伝言だが今日はマネージャーが仕切ってくれだそうだ。」

「え、私が!?昨日マネージャーになったばっかりなのに・・・・。」

「だいじょぶ。ならできるって!」

「うん。がんばるよ。(ま、マネージャーがどんな事するかはわかってるしね。)」







そしてその昼休みの後から乾は本格的にに関するデータを集め始めたという。
もしかしての正体がバレるのも時間の問題!?





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